■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/12/07/mh082633.html 



王永航弁護士の受けた迫害の調査資料が国連に

(明慧日本)法輪功人権ワーキンググループ(Falun Gong Human Rights Working Group)は2009年12月上旬、王永航弁護士が受けた迫害関する調査資料を国連人権理事会の専門員らに提出した。これは、法輪功人権ワーキンググループが今年、中国本土の弁護士が中共に権利を剥奪されていることについて国連に提出した多くの資料のうち、代表的な実例の一つである。

 王弁護士は法輪功訴訟に数回関わった大連の弁護士。2009年6月16日、王弁護士は法輪功修煉者・叢日旭さんの無罪の主張した。11月17日午前、大連の裁判所は王弁護士に7年の不当判決を言い渡した。王弁護士は法輪功修煉者を弁護し、正義を貫いたために入獄させられた、中国本土の弁護士の一人である。

 2008年11月、国連拷問禁止委員会は中共の8年にわたる拷問の問題について調査し、同月21日に発表した結論で次のように表した。「締約国(中国)は弁護士の独立性を脅かすいかなる法律規定を取り消すべく、弁護士と原告を攻撃した事件について調査し、原告が自由に訴えを提起できるようにすべき」

 王弁護士は監禁されていた期間中に拷問を受け、家族も脅された。法輪功人権ワーキンググループは国連に提出した報告の中で、王弁護士は不法に監禁され、判決を言い渡された具体的な状況、同時に迫害に加担した中共関係者のすべての氏名、所属機関などを記した。

 国際社会では、弁護士は社会良知の代弁者で公平規範を守る人である。それで司法の独立性は、いかなる社会でも非常に重視されている。しかし、中共は弁護士をただの道具と考え、独立性の原則は無視。いったん司法の独立性の意見を求めると、弁護士は直ちに弾圧され、辱められ、監禁される。

 王弁護士はある文章の中で、中共当局に対し、法輪功修煉者に加えた「邪教組織を利用して国家の法律を破壊し、法律を妨害した」罪は致命的な間違いであると強調した。王弁護士は最高人民検察庁、最高人民裁判所に公開状を送り、司法の権利機構は最低限の法律のプライドを守ってほしいと呼びかけた。

 1999年以来、中国国内の多くの正義感に満ちる弁護士が、法輪功修煉者を弁護して脅迫を受け、嫌がらせを受けた。例えば、すでに国連に報告された百色市の韋君弁護士の実例もそうだ。2003年4月、広西百色市の百澄弁護士事務所の韋君弁護士は、法廷で法輪功修煉者・梁長英さんを弁護した。当日昼から、韋弁護士の自宅、オフィスの電話、携帯電話は全部盗聴された。数日後、警官は韋弁護士の主管部門司法局に、韋弁護士の弁護士資格を剥奪するよう指示し、不当にも3年の労働教養の処罰を下した。

 法輪功人権ワーキンググループは明慧ネットを通じて、王弁護士が国連に提出したメッセージが家族に伝わることを望んでいる。また、各界の人々に、中共の迫害行為をより力強く、より広範囲で非難するよう呼びかけている。国連の毎回の審問、毎回の声明と報告は全て中共に圧力をかけている。中共が億万の金銭で国際社会で築き上げた偽りのイメージは、国際社会から発する正義感あふれる一言によって崩されるほどもろいものである。

 2009年12月7日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/12/5/213830.html

明慧ネット:jp.minghui.org