河南省:化学繊維工場の優秀技術者・魏昆峰さんが再び迫害される
(明慧日本)北京オリンピックの直前、中国共産党は法輪功修煉者に対する迫害を強化していた。2008年5月18日、河南省平頂山市の法輪功修煉者・魏昆峰さんは再び牢獄に入れられた。
事件が発生した当日の夜12時ごろ、十数人の警官は両手に手錠をはめられた魏さんを引っ張り、魏さんの自宅に押し入り、パソコンなどの貴重品を一つ残さず強奪した。穏やかな家庭がこのように一瞬でつぶされ、家には障害をもつ母親だけが残された。2009年3月、平頂山市衛東区裁判所は正当な理由もなく、魏さんに4年の不当判決を言い渡した。
法輪功修煉者・魏さん(38)は、河南省平頂山市のある化学繊維工場の優秀な元機械技術師だった。魏さんは、まったく無罪である法輪功が迫害されていることを陳情するため、20001年に北京に行った。その後、警官に強制連行され、河南省平頂山市の柏楼労働教養所に3年間入れられた。
2002年4月5日、労働教養所は、不明な薬物を混入した水を魏さんに飲ませて麻痺させ、そして、牢屋の鍵を開けて脱獄のように装い、魏さんは脱獄の罪を被せられた。そのため、警官は受刑者を指図して魏さんを殴打させた。魏さんの身体、顔は血だらけなって廊下にも流れ出ていた。警官は迫害している事実がバレないように、魏さんを縛りつけ、テレビの音を大きくして脈もなくなるまで虐待し続けた。
魏さんは屈しなかったため、10月20日に再び警官に虐待された。警官は強制的に魏さんを裸のままで外に立たせ、寒風の中で震えているところに冷水をぶっかけた。次に、両手を背中に回して縛りつけ、膝で強く頭の方向に押して腕の皮膚が破れるまで強く縛った。しかし、警官らはそれでも止まらず、魏さんを部屋に戻して迫害し続けた。魏さんを縛りつけた紐に棒をはさみ、紐が腕の肉に食い込み、さらに腕と身体の間にレンガを当てて置いた。また魏さんの脚を踏み、背中の紐に差し込んだ棒を強く持ち上げた。スタンガンでん部や腕を電撃した。
そのほか、水を飲ませず、トイレに行かせず、休ませず、最低限の生活用品も買わせずなどされた。魏さんは「敵」として扱われ、野蛮で変態的な体罰は日常茶飯だった。真冬に裸足にさせて冷たいコンクリートの地面に十数時間も座らせて、もし上半身が少しだけ揺れても棒で殴られるなどの拷問を受けた。心身ともに極度な迫害を受け続けた魏さんは精神が崩れ、危篤状態に陥ってから、ようやく病院に送られた。
魏さんは2008年8月5日に再び連行された。魏さんが遭遇した迫害を隠すため、平頂山市第一留置場に拘禁されている時、家族との面会を禁じられた。老いた母親が毎月500元と生活用品を送ってはいるが、魏さんの手に届いているかどうかは不明である。現在、魏さんは新密男子刑務所に拘禁されている。
2009年12月8日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/12/3/213760.html)
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