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オーストラリアの議員:スペイン全国管区裁判所で江沢民訴訟の審理が始まったことは実に素晴らしい(写真)

(明慧日本)スペイン全国管区裁判所は最近歴史に残る裁定を出した。それは「ジェノサイド」(集団虐殺罪)と「拷問罪」を犯した嫌疑があるとして告訴された中国前国家主席・江沢民を含む羅幹、薄煕来、賈慶林、呉官正等の中共政権の高官5人への裁定である。この訴訟は国際社会に強烈な反響を引き起こして、世界各地のメディアは一斉にこの記事を報道した。これに際して、記者はオーストラリアの立法委員会の上院議員Marie Ficarra氏とGordon Moyes氏を取材した。

 Marie Ficarra氏は「文明世界はこの事件(スペイン全国管区裁判所での江氏訴訟案)に対して厳重に認識すべきだと思います。中共政権による法輪功に対する迫害について、私達は黙認してはいけないと思っています。スペイン全国管区裁判所での裁定は実に素晴らしいと思います。文明国であるオーストラリアは、立ち上がるべきだと思っています。この問題に対して私達が中国の労動教養所、病院等にて調査を何故行わせないのかと厳しく問いかけるべきです。もし中国共産党当局は隠すことが何もなければ、国連の調査機関と赤十字会の調査を許可すべきです。」と述べた。

 Marie氏は、法輪功は優しい信仰団体で、中国民衆に強大な精神力を持たらすことができると話した。Marie氏はさらに「法輪功は平和的な信仰です。法輪功は中国人に強大な精神力を持たらせるので、中国政府を転覆することは決してないと思います。中国の経済は前へ進んでいますが、いずれにしてもこの起訴は、中共政権の真の姿を世界に再現することができました」と述べた。 

 最後にMarie氏は「中国共産党の法輪功に対する迫害を制止するためには、先進国の立法者が立ち上がるべきだと思います」と述べた。「今日私は何人かの立法委員会の役員達と一緒にこの事を検討しました。私達はこれらの残虐な拷問、生体臓器狩り、虐殺、奴隷のように酷使する収容所と労動教養所が中国で多数あることに大変驚きました。これらのことは今の時代に受け入れ難いことです。中国は文明国家のように、自分の行為を、改めるべきであり、直ちに迫害を制止しなければならないと思います。」と述べた。

立法委員会の議員Gordon Moyes氏

 立法委員会の議員Gordon Moyes氏は「数年来、私はずっと法輪功とキリスト教の人が中国共産党政権下でに不法に拘束され、奴隷のように酷使され、人権を奪われていることに注目してきました。その中でも、「生体による臓器狩り」が最も残酷だと思っています。あのスペイン全国管区裁判所が、中共による法輪功への迫害が不法行為であると認定したことは、とても重要なことです」と述べた。

 「私が思うにはどの国家でも不正な事が起きれば、政府は公にそれを指摘するべきであると思います。私達は中国で今現在も起きている迫害を、厳しく指弾すべきだと思います」と述べた。

 2009年12月10日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/12/4/213811.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2009/12/7/112895.html

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