■日本明慧
http://jp.minghui.org/2009/12/11/mh120729.html
欧州議会が公聴会開催、中国の人権侵害を非難(写真)
(明慧日本)欧州と中国のトップによる人権対話が終了してまもなく、欧州議会は2009年12月1日、中国の現在の人権状況について公聴会を開き、欧州議会議員、数人の人権専門家、学者らが中共統治下にある中国国民の人権侵害、特に法輪功修煉者への迫害を非難した。また今後、中共の人権侵害に対して取るべき対策について討議した。
公聴会場
カナダ元国会議員デービット・キルガー氏の証言
カナダの元国会議員デービット・キルガー氏は、法輪功が受けている迫害の証言者として、欧州議会の招待により公聴会に出席した。キルガー氏は「法輪功修煉者が受けている中共による迫害は最も悲惨だ。私は国際人権弁護士のデービット・マタス氏と共同で最近出版した『血まみれの臓器狩り』の中で、大量の調査結果として法輪功修煉者が殺害されていること、臓器を摘出され売買されていること証明した」と証言し、人々はこの事実を無視してはならないと呼びかけた。
キルガー氏は取材に応じ、次のように話した。「法輪功の迫害は21世紀における最も残酷な迫害だ! しかも、その迫害は10年以上続いている。この大量殺戮は現在も行われている。これは、私が60カ国以上訪問する理由だ。この国家的な犯罪は早急に停止させなければならず、私は迫害が停止するまで努力を続ける」
キルガー氏はさらに、「欧州連邦政府は、私の著書『血まみれの臓器狩り』にある25から30カ条の提案を重視し、努力してほしい。例えばその政府のホームページに『中国に行って臓器移植した人は、法輪功修煉者の臓器の可能性があり、何ら法律違反をしていない法輪功修煉者が殺害され、臓器を摘出されている』と書けばよい」と述べた。
欧州議会の副議長エドワード・マクミラン-スコット氏
マクミラン-スコット氏は証言の中で、「2006年に訪中した際、人権調査のために証言を依頼した中国人は中共に拘束され、その中に法輪功修煉者の曹東さんがいた。この人たちは残酷な拷問を受けている。欧州議会は中共に継続的に圧力を施すべきだ」と述べた。
欧州議会人権委員会副議長H・ハイジ氏(Heidi Hautula)
公聴会の司会者で、欧州議会人権委員会の副主席でもあるH・ハイジ氏(Heidi Hautula)は「このような平和的に活動する団体(法輪功)が、残酷な迫害を受けるとは、とても信じられない」と話した。
ハイジ氏は取材を受け、次のように話した。「私は理解できず、承認もできない。法輪功のような平和的な団体が国家の敵になることはありえない話だ。私は数人の法輪功修煉者を知っている。彼らは、私の議会の友人が仕事を終えてヨガに行くことと変わらない。われわれの中国に対する要求は明白だ。それは、中国を開放し、国民の人権および参政権を保障することだ」
哲学者で詩人でもある、欧州議会議員のD・レオニダス氏は「中共の国民に対する統治は旧ソ連とよく似ている。国際社会が中国の人権を容認するのは、自国の利益を重視しているからだ」と話した。
公聴会で、欧州議会議員、人権専門家らの多くは、人権対話は公開して行われるべきで、門を閉ざして沈黙外交をしてはならないと指摘した。「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」アジア地域担当主任のブラッド・アダムス氏(Brad Adams)は、「欧州連盟のメンバーや世界の国々は中国の人権問題に明確な姿勢を示すべきで、避けて通ってはならない。裏で人権の改善を中国に呼びかけても何の効果もない。私たちが知っているように、民衆の圧力および各国の厳重な非難が有効だ。そして、世界の人々に『中国13億人の国民の身に起きているこれらの人権侵害は、安価な中国商品を買うより大事だ』と目覚めてもらうことだ」と述べた。
公聴会の一部始終は欧州議会のホームページで生放送され、ある官員は「この放送を中国で見ることができるよう希望する」と話した。
2009年12月11日
(中国語:
http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/12/6/213930.html
)
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