■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/12/14/mh161922.html 



インターフェース・インターナショナル事務局長:江沢民訴訟を通じて人々は真相を知る

(明慧日本)スペイン全国管区裁判所はこのほど、「普遍的管轄権(Universal Jurisdiction)」に基づき、江沢民・羅幹・薄熙来・賈慶林・呉官正ら5人の中共高官が「ジェノサイド(集団虐殺罪)」と「拷問罪」を犯したとする訴えを審理入りした。被告人はスペイン法廷の通達に対して4週間から6週間以内に回答することが要求され、期限を過ぎた場合、国際逮捕状が発付され、身柄を引き渡されることになる。

 インターフェース・インターナショナルの秘書長であるCharles Graves氏は「スペインの裁決は素晴らしいものです。審判を通して、江沢民はなぜ法輪功修煉者を迫害しているのかを人々に理解してもらい、迫害事実をより多くの人に知ってもらうべきです」と述べた。

 Charles氏は、中国共産党(以下中共)による大量の法輪功修煉者への迫害に対する調査には、国連の拷問問題特別調査官のマンフレッド・ノワク(Manfred Nowak)氏の報告内容も引用した。

 ノワク氏は2005年、12日間にわたり中国で調査を実施した結果、拷問は普遍的に行われていると立証した。ニューヨークタイムズの2005年12月2日の報道によると、法輪功修煉者は裁判などの法的手続を受けることなく、労働教養所へ拘禁される。労働教養所では、同じ姿勢を強いられたまま拷問やスタンガンによる電撃・殴打などの迫害を日常的に受けていると、ノワク氏のは報告の中で証明した。

 2006年、ノワク氏が公布した調査報告書の中で、労働教養所で拷問を受けているうちの3分の2が法輪功修煉者だと述べた。

 2009年1月14日、ノワク氏は第七回国連人権委員会で、「中共は『薬物による強制治療』の名目で、法輪功修煉者に対して『灌食』あるいは中枢神経を破壊する薬物を強引に注射している」と訴えた。

 中共は、監獄・労働教養所・麻薬中毒更生所で法輪功修煉者に「薬物による強制治療」を行なった他、健康で正常な法輪功修煉者を精神病院に入院させ、病気治療のため保釈した法輪功修煉者に成分不明な薬物を注射し、法輪功修煉者の家族を脅迫する例が多く見られる。

 調査結果によると、「病気治療」の口実で、迫害を受けた法輪功修煉者の実例は23の省および自治区に分布し、100箇所以上の精神病院が迫害に加担したという。実例の数と分布範囲から見ると、法輪功修煉者に対する精神薬物濫用による迫害は、計画的かつ系統的な政策であることが分かる。

 Charles氏は「拷問は、信仰を守る人を労働教養所へ拘禁して行われている。それはソ連が50年前にやったことと同じである。中共が現代社会でまだこのようなことをやっているなんて、あまりにも異常だ」と批判した。

 国連非政府組織の一員であるCharles氏は「仕事柄、いろいろな場所で中共の官員と出会い、彼らに法輪功修煉者について意見を聞いた。しかしその多くは、『迫害事実の証拠が足りず、それが当局の政策だ』と話している。このような政策は必ず変えなければならない」と話す。また、中共はなぜ法輪功を迫害するかについて、「そのすべては江沢民個人の決定だと思う。彼自身が法輪功に反対して迫害の政策を実施したため、引き続き中共は迫害を存続させた。実際、この迫害は信仰の自由への迫害で、中共は共産主義を信仰するもの以外は許さない。なぜ法輪功を迫害するのか納得できない。法輪功は何の害もない」と同氏は語った。

 「一刻も早く法輪功への迫害を停止しなければならない。中国では信仰のある人が尊重されないが、法輪功修煉者は特に尊敬を得るべきだ。国連非政府組織・スペインの裁判所・アメリカ在住の人・中国にいる人が一人ひとりの力を出して努力していけば、転機が迎えられる」とCharles氏は話した。

 2009年12月14日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/12/3/213750.html

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