■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/12/15/mh175373.html 



同修との間の隔たりを自ら進んで取り除く

文/台湾の大法弟子

(明慧日本)私はこの前、一つの夢を見ました。夢の中で私は同修と高く険しい山に登ろうとしていたのですが、私は背中に大きな荷物を背負っていました。この山には樹木も道もなく、とても不思議だと思って近づいてみると、すべすべとした花崗岩でできた山でした。花崗岩の内側に薄いピンクの筋模様がありました。私と同修二人はいくら上ろうと努力しても、すべすべとした山の表面には力をかける場所がなく、上ることができませんでした。私は泣きたいが、泣く気力も残っておらず、麓(ふもと)で力が抜けて座り込んでいました。このとき、私は夢から目が覚め、胸には重い物が詰まったような感覚を覚え、思わず考え込みました。

 私は内に向けて探してみると、明らかに師父が夢の形で私に注意を示されていることが分かりました。私は普段、大法の仕事をする中で、経験不足及び執着心により、同修との間でトラブルを起こしました。マイナス的な考えによってさまざまな隔たりを作りました。大きな隔たりが大きな山となり、小さな隔たりは小さな山となりました。これらの山は私の修煉の道を塞ぎ、円満成就になって帰ることができないと悟りました。

 悟るには悟りましたが、自ら同修との間の隔たり、特に大きな隔たりを取り除こうとする決心がつくまで、いかに難しいことかを知らされました。夢を通して注意された後も、自分を厳しく律することもなく、難関を乗り越えようともしませんでした。数日後、また師父に注意されました。私は修煉者の人生はすでに変化しており、来るべき時に自分の執着心を取り除くべきです。もし、その執着を取り除くことができなければ、修煉が続けられなくなるかもしれません。私は円満成就することもできなくなることをとしっかりと悟りました。修煉者は幸せな佛の国に行き、自由自在な高次元の生命として生きるべきなのか、それとも六道輪廻の苦しみを耐え続けていくのか、答えは明らかです。 

 私は自ら進んで同修との間の隔たりを取り除こうと決心しました。大きな難であろうと小さな難であろうとすべて法に照らし、隠されたさまざまな執着心を探し出し、恐れずに執着に直視し、勇気を出して取り除いていこうと心に決めました。取り除いた時こそ正念が生じ、法に従って行うことができるようになります。このように考えた私は、法に従って厳しく自身を律し、鉄鋼をも溶かすほどの慈悲を持って、すべて他人のためを思う気持ちを持って隔たりを埋めようとしました。必ず自ら進んでやらなければならないのはなぜか、と考え、それは自身の修煉の不足で生じた隔たりのためであり、その上、修煉の時間も待ってくれないので、進んで相手の同修と連絡を取るべきだと考えました。

 以前、私はある同修と大法の真相の説明の仕事で隔たりを作り、長い間お互いに連絡を取りませんでした。ある日、私はSKYPEを通じて同修と連絡を取りました。彼女は私から連絡したので驚いて、最初はお互いに真心を込めて話せませんでした。彼女は私の誠意を感じ取ると、次第に会話に溶け込むようになりました。会話の流れは自然に隔たりの原因に言及するようになり、私は彼女の話の中から、ずっと耐えてきた思いと不平を感じ取りました。会話の最中に、彼女からいきなり言いがかりを付けられ、「あなたはいつも何にも考えずに物事をやっているのよ」と言われました。

 これを聞いた私は、以前なら怒りを抑えきれず、会話を止めてしまうのでした。自分はいつも何をやっても物事を順序よく運んでいたつもりで、誇らしげに思うほどでした。しかし、今度の私は冷静に彼女に答えました。「あなたの言うとおりです。私の考えは時に考えが足りず、大法が迫害されている真相を伝える仕事をしても不足が多く、許してください」この言葉を言った後、私達の交流はついに心を交わすようになりました。私の心の中にあった山のような大きな執着も溶けてしまいました。

 言われたとき、なぜ自分が動じずにいられたのを考えてみると、私は言われる前に自分の傲慢な執着をすでに放棄できたからです。以前、私は常人の仕事や能力と経験から、彼女を見下していました。大法の仕事をする時、私はいつも彼女の上に立ってやってきたため、お互いに隔たりができたようです。

 数日後、彼女がチャットに次のような内容を送信してきました。「この前の土曜日、電話室に突然6人の同修がやって来て、法輪功が迫害されている真相を伝えるため、一緒に中国へ電話をしました。結果がとても良くて多くの中国人が三退してくれました。現場にいる皆はやる気満々で雰囲気はとても良かったのです。その中の一人は『普段なら私達二人なのに、なぜ今日になって何人も来てくれたのですか』と聞かれ、私は『それはね、ある同修が最近私とよく交流し合ったことで、今日の電話室の場が良くなったわけです』と答えました」私はこの送信してきたメーセージを読んで、たいへん感動しました。そして、心を込めて「これはすべてあなたが私を包容してくれたからできたことです。心から感謝します!」と返信しました。それ以来、彼女と新たに連絡の取り合いを始めました。その日の晩、私は寝つくとき、自分の別空間の身体が次元を突破して上に上って行くのを感じ取りました。

 私は自ら進んで同修との間の隔たりを取り除くことができました。また他の隔たりも除去するため、もっと精進すべきです。ある隔たりはかなり大きく、一回や二回の簡単な交流で取り除けるものではありません。例えば、正念を持って関門を突破するとき、大関門は強い正念を持つ必要があるのと同じように、大きな隔たりの場合も大きな包容が必要です。もし、私は先にその執着を見つけて取り除いて、後に私心がなく同修と交流していけば、必ず乗り越えられると信じています。また同修との間に隔たりができた場合、大きな執着になる前にできるだけ早めに取り除くべきだと悟りました。

 以上の体験談は次元が限られているものなので、不適切な箇所があれば、慈悲なる指摘をお願いします。

 2009年12月15日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/12/10/214154.html

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