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オーストラリア：法輪功修煉者が中共高官・周永康書記を提訴（写真） (明慧日本)オーストラリア・ニューサウスウェールズ州の高等裁判所は2009年12月7日、3人の法輪功修煉者が中国共産党・中央政治法律委員会の周永康書記の提訴案を開廷した。法廷は原告による刑事事件から民事事件への訴訟の変更要請を認め、次回の開廷日を来年の5月末と決めた。原告は、法輪功への迫害により、拷問罪と人道に対する罪を犯したとして、法輪功を修煉したことを理由に受けた迫害に対する弁償を求めて周永康を提訴した。
原告の陳京暁さんは中国で法輪功を修煉したため、残酷な迫害を受けた。中国で、不法に2年の実刑判決を言い渡され、刑務所で日常的に、脅迫・懲罰・電気ショックなどの拷問を受けていた。数万元の価値があるパソコンなどの家財も没収された。同時に妹も法輪功を修煉しているため3年の実刑判決を言い渡された。陳さんは、周永康が法輪功迫害の主なメンバーであり、迫害行為の報いとして法の裁きを期待している。 原告の岳昌恵さん（70歳）は元・北京航空電子設備のエンジニアであった。1999年7月から中国共産党の法輪功への弾圧が始まると、岳さんは二度にわたって北京へ行き陳情したが、何度も身柄を拘束された。 岳さんは止むを得ず地元を離れたが、当局が全国に指名手配し、後に国安部が北京在住の末娘を逮捕した上、拷問を実施した。最終的に岳さんは娘の家から強制連行され、「邪教を利用し法律を破壊した」として、北京女子刑務所に4年も監禁された。刑務所では、長時間にわたって睡眠を取らさず、長時間にわたり不動の姿勢で直立するよう強いられ、24時間トイレに行くことができず、罵られ、滅多打ちにされるなどの拷問を受けていたという。2004年3月18日、岳さんは6時間にわたって拷問を受け続け、数回も意識不明の重体になった。体中傷だらけで、椎骨を3本折られ、広範囲の鬱血が1カ月経っても消えなかった。今になっても折れた椎骨は元に戻らず苦しんでいる。 もう1人の原告である李潔リンさんも法輪功を修煉したため、3年の実刑を言い渡され、刑務所に監禁された間、毎日24時間の監視や、長時間にわたる強制的な洗脳や重労働を連日強要された。常に体罰の一種の、長時間の直立を強要され、心身共に被害を受けた。彼女の娘夫婦も法輪功を修煉しているため、刑務所に送られた。娘は出所後また強制的に3カ月間洗脳を受けさせられたという。 3人の原告は最近スペイン法廷が、前中国国家主席・江沢民及び中共の高官ら5人が告訴された案件について審理入りしたことを、嬉しく思い勇気付けられたという。また、これらの案件は現在中国で法輪功への迫害に加担し続けている人に警鐘を鳴らしていると述べた。 訴訟の背景 周被告が2008年11月オーストラリア訪問中、上述3人の法輪功修煉者は、周永康が四川省党委書記と公安部部長の在任中、法輪功への迫害を推進したとして、ニューサウスウェールズ州の高等裁判所に訴状を提出した。 「法輪功迫害追跡調査国際組織」の報告によると、周永康は1999年12月〜2002年12月まで、四川省党委書記の在任中、積極的に法輪功への迫害を推進した。そのため四川省は、全国で法輪功修煉者の受けた迫害が最も深刻な省となった。周永康は度々法輪功への迫害を強化するように強調した。誹謗中傷の宣伝をした上、積極的に迫害を行った公安局と個人へ奨励を与え、企業や部門の具体な迫害政策にも参与した。そのため、四川省の各刑務所、労働強養所は法輪功修煉者であふれていた。監禁された修煉者は拷問を日常的に受け、精神異常になり死亡に至った人が多くいたという。 2002年12月、周永康が中国の公安部長に昇格後、公安部の局クラスの幹部会議、及び全国公安部門のテレビと電話会議で、法輪功への弾圧をもっと厳しく実施せよとの指示を頻繁に下した。 2009年12月18日 （中国語：http://minghui.ca/mh/articles/2009/12/9/214137.html） （English： http://www.clearwisdom.net/html/articles/2009/12/10/113022.html） |
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