■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/12/19/mh214638.html 



正法修煉で成熟する

文/遼寧省の大法弟子

(明慧日本)1996年11月のある日、義理の母の家で『転法輪』を読み終え、とても良い本だと思いました。私は以前、共産党の文化に深く影響されて、神や仏の存在は一切信じていませんでした。『転法輪』の法理で、私の無神論という観念を破られました。その当時、すぐに法輪功を学びたいという気持ちでいっぱいでした。その後、私は法輪功を修煉し始め、大法弟子となりました。

 私は、お金に対してとても大きな執着を持っていました。義理の母と一緒に住んでいたとき、夫は建築家に頼んで小さい建物を建てたことがあり、私たちの所有物だと当然のように思っていました。義理の母は最初、小さい店として使っていましたが、その後、その建物を貸し出しました。私たちはその建物の賃借料をもらったことはありませんでした。しかしその後、義理の母は私たちに相談もなくその部屋を売り出し、そのお金も私たちにくれませんでした。私は、同じ修煉者である義理の母に対してとても不満を持ち、泣いたり怒ったりしていました。

 そこで自分が修煉者だということを思い出し、利益を求める心を放下しなければならないと思い直しましたが、なかなか徹底的に取り除くことができなかったのです。ある日、師父の説法の「一つはおそらく前世にその人に対して何か悪いことをしたのかも知れません。あなたは、『どうしてわたしにこんなひどいことをするのだろう?』と言って心のバランスをくずすかも知れませんが、しかし、あなたはなぜ前世でその人にあんなことをしたのですか? 『あの時のことは知らない。現世は前世と関係ない』とあなたは言うかも知れませんが、そういうわけにはいきません」(『転法輪』の第4講「業力の転化」)を読んだとき、すぐ分かりました。もしかしたら私は、義理の母に借りを作っていたのかもしれません。その借りを返したので、喜ぶべきなのに、かえって不公平だと思ってしまいました。法理が分かった後、穏やかな心になりました。

 2年前、私は真相資料を同修からもらっていました。しかし、2年前の7月20日、資料を作っていた同修(以下A同修とする)が警官に強制連行されました。このことについて私は内に向けて探さず、ただ正念を発していました。1ヶ月後、警官からA同修を釈放するので迎えに来てほしいと家族に通告がありました。しかし、当時ちょうどA同修の家族が出張に出ていなかったため、私が迎えに行くよう頼まれました。A同修はこの都市に引越ししてきたばかりで、警察の法輪功修煉者ブラックリストに載っているはずがないと思い、私は迎えに行ったときに「なぜ、この人が捕まったのか」と警官に尋ねました。警官の話によると、A同修のことはあまり知らないし、リストにも載っていません。ただ、A同修はほかのリストに載っている同修とよく接触し、毎週多くの荷物を持って出かけることが警官の尾行で分かったようでした。それで警官は、この同修が真相資料を作る重要な人物だと判断するに至ったということでした。

 警官の話を聞いた私は、非常に後悔し、自責しました。A同修に資料を作るようにお願いするだけの私のような修煉者がいるから、A同修が魔窟に送られたのです。師父は資料点を至る所で作るように要求されていますが、私が師父が言われてる通りにしなかったことで、このような結果を引き起こしてしまいました。結果、自分の多くの執着心が原因で同修が迫害されることになったのだと思います。

 この事件から私は、「家庭資料拠点」を設置しようと決心しました。

 そして、私は、いろいろな困難を乗り越え、「家庭資料拠点」を設置しました。設置できたのも師父が守ってくださっているからです。資料を作るものが揃ったとき、ある同修、B同修と出会えました。B同修の紹介で、資料拠点の機械に詳しい同修にパソコンやセキュリティなどの設置をしてもらい、資料の作り方も教えてもらいました。例えば、『九評共産党』、真相小冊子などの制作、明慧ネットのアクセス、ダウンロード、声明の発表、メールの送受信などの方法…。これらをB同修が熱心に教えてくれました。機械が故障したときも、B同修が直してくれました。

 私は家庭資料拠点ができたばかりのとき、自分の資料だけ作っていましたが、今では『明慧週刊』や真相小冊子も作れるようになり、ほかの同修にも作って渡しています。これによって同修の負担を減らすことができました。自給自足の家庭資料拠点は、作りたい数の資料を作ることができ、作るのはとても簡単で、無駄がありません。例えば、「教師の日」の前に、教師と学生を対象に真相資料を作り、すぐに配ることができます。それに、資料拠点ができて、明慧ネットにアクセスし、いろいろな修煉体験などの文章を読むことができ、勉強にもなります。

 私は、明慧ネットを見ることによって、たくさんの恩恵を受けました。「明慧ネットは大法弟子の家で、私たちは常に自分の家に帰ることができます」とある同修が言いました。ここでみなさんに家庭資料拠点を設置するよう呼びかけたいと思いました。

 不適切なところがあれば、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

 2009年12月19日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/11/29/213492.html

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