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師父のご加護の下で修煉する(二)

(明慧日本)

  三、師父の加護のもとで恐怖心をなくす

 我が家は2000年にパソコン、FAXとコピー機を購入して、小さい資料拠点を作りました。その後、同修である家族が強制連行されて、大法の書籍と私物を没収されました。学法の不足と恐怖心や情への執着があったため、警官の要求を聞き入れてしまい「保証書」を書きましたが、その後に明慧ネットを通じて厳正声明を発表しました。しかし、修煉者としては永遠に残る残念なことをしてしまいました。このすべては真相を伝えることに大きな影響を与えました。しばらくした後、再びパソコンを購入して小型の家庭資料拠点を復活させ、広範囲に資料配布をするようになりました。いま考えてみると、自分の経歴はすべて師父のご加護の下にあったと思いました。

  7.20から、中国共産党が法輪功への迫害を開始して数カ月、私は師父と大法への信念を動揺させたことはありません。しかし、当時の環境はとても厳しく、うっとうしい気持ちが晴れませんでした。そこでひたすら『転法輪』と各地の説法を読んで正念を固め、プレッシャーを軽減させようとしました。人々に対しては自分自身の経歴を通して大法の素晴らしさを伝えましたが、当時の状態はあまりに不安定で、その上、闘争心や、怨恨の心を交えて、焦って話したため効果が良くなかったのです。

  学法を深く理解して私は自分の不足を感じました。例えば恐怖心です。真相資料を配布する時、最初はいつも人間の感覚で安全な方法を使っていますが、いつもどきどきして、終わった後には疲れ果て、無事に帰ってよかったと思うのです。これは人心をもって、人の次元のやり方で大法の事をしているのです。完全に衆生を済度する出発点に基づいて正念を持って正しく行なうことで、初めて妨害を排除し、真相を伝えることがよくできます。私は出発する前に必ず師父に加持をお願いしています。すると緊張や疲労を感じなくなり、いつも師父がそばにいらっしゃると感じます。

  去年のオリンピック前の6月のある夜、私は繁華街のある建物の中に入って、4階に上がると、大きな食堂のようなホールが現れました。隅のトイレを使った時に、外から扉を閉める音が聞こえました。慌てて見てると、ホールの電気が消えており、扉が閉まって、中から開けられない状態になりました。閉じ込められた私はいろいろ人心が湧いてきました。このまま明日誰かが来たらどうしよう? 神韻のDVDをしっかりと隠さなければ、などといろいろ考えました。しかたなくまず出口を探そうと思って、ホールの傍の廊下を歩くと、両サイドに小さい部屋があり、よく確認すると、中にテーブルやテレビ等があって普通の教室だと分かりました。しかし、廊下の向こうまで行っても出口がないので、師父にお願いすることを思いつきました。しかし、私は何のために来たのか、師父にお願いして出るだけでいいのだろうか? 私は神韻のDVDを配るのではなかったのか? きっと自分に漏れがあって閉じ込められたのだと思いました。

  私は、その神韻DVDをテレビのそばに置けばよいとひらめいたのです。そこで、私は持ってきたDVDを各教室のテレビの横やドアの裏側に貼りつけました。全部終わったら、外から開けて下さいという声が聞えてきました。実は私がドアを開けようとした時に裏からロックしていたのです。外の2人が入ってきたとき何でもないように私は平気でいました。弟子が正念を強くもちさえすれば師父はいつも加持して下さるのです。

 ある日、美術館のあたりで真相資料を配ろうとして、下車した途端に体中に寒気がして、体調が悪く感じました。以前ならば、これは師父が行かないほうがよいと啓示されているのではないかと思ったかもしれませんが、今度は「きっと邪悪の妨害です。私は師父にしか従いません。絶対に行って人を救います」と思いました。下車しながら、心の中に「大法身を離れずして 心に真善忍存す 世間の大羅漢 神鬼は十分懼れる」(『洪吟・威徳』)を暗唱すると、徐々に身体が軽くなり、順調に配ることができました。

 真相資料などを配布する時、恐怖心や私心があれば順調に進まず、執着がなく人を救うことだけを考えれば、師父のご加護の下でやり遂げることができるのです。

 (続く)

  2009年12月23日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/12/12/214107.html

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