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正念が神通となる


文/齊心

(明慧日本)数日前、会社が買った新しい機械を、会社に運ぶのを手伝っていました。運び入れた後、ついでに会社の電気ブレーカーを下ろしました。その機械を設置し終えて帰ろうとしたとき、電子キーで出口を開けられないことに気付き、焦り始めました。中にいるときは電子キーで開けられないということは、外から開けなければ出られないのです。どうすればいいのでしょうか! こんなに日が暮れているのにと不安に思いました。第一に考えたのは誰かを呼んで開けてもらうしかないと思いました。

 ただちに誰かに開けてほしいと社長に電話しました。電話をしてからすぐに妻から電話が来ました。なぜこんなに遅くなっても家に帰らないのかと言われ、この事情を話しました。しばらくしたら、同僚が来て、カギでドアを開けることができないので、社長に電話をして、修理屋に頼むしかないと言いました。修理屋が来る前、同僚に電気ブレーカーを上げれば、ドアは開くと言いました。ブレーカーをあげるとドアがすぐに開きました。それからしばらくして修理屋が来たあと、それぞれ家に帰りました。

 家に帰り、妻が私に言いました。「このことを知った後、ドアがあくようにと発正念をして、トンという音が聞こえたの」 これを聞いて、自分の不足が見えました。そうです。修煉者として問題に遭ったとき、常人の念を動かせば常人の方法で解決しようとします。神の念を動かせば当然奇跡が起こります。師父は「非常に能力の高い佛様は一瞬にして本当に一層の天を造ってしまい、しかもその次元が高ければ高いほど美しさも増します。手を動かすこともなく、口を開いて一言、言えばただちに完成します。更に次元が高くなれば一つの念を動かし、思いをめぐらせればもうできてしまいます」(『転法輪(卷二)』)と言われました。この法から非常に高い次元の神の意念そのものが神通であると私は悟りました。

 修煉者として、自分の考えを把握することは非常に肝心なことです。法を多く学び、すべての執着心を正視することで自分をしっかりと修めることができ、非常に大きな神通を放って、よりたくさんの衆生を救い済度し、圓満になり師父と一緒に帰ることができます。

  2009年12月25日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/11/1/211418.html

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