日本明慧
■印刷版   

中国共産党の元高官・徐光春容疑者、台湾訪問中 刑事告訴される(写真)

(明慧日本)台湾法輪大法学会会長・張清渓氏は2009年12月15日午後、台湾を訪問中の河南省人大常務委員会責任者・徐光春容疑者容疑者が「集団虐殺罪」を犯したとして、台湾高等裁判所に訴状を提出し、法輪功への迫害について刑事告訴した。

訴状を徐光春容疑者(紙袋を持っている人)に渡す法輪功修煉者

  徐光春容疑者容疑者が外国訪問中に法輪功修煉者によって告訴されたのは、今回で2回目となる。2005年7月、徐光春容疑者容疑者がサンフランシスコを訪問する際、「集団虐殺罪」を犯したとして世界人権組織に告訴された。原告の1人は河南労働教養所で虐待を受けた法輪功修煉者であった。情報筋によると、河南省では法輪功を迫害する施設が備えられ、一部の病院は法輪功修煉者の臓器狩りに関わっているという。概算統計によると、徐光春容疑者容疑者が河南省委書記を勤めている間、河南省で迫害されて死亡した法輪功修煉者は100人を超えたという。

  台湾で「国民と政治権利の国際公約」と「経済と社会文化の権利の国際公約」が発効した後、徐光春容疑者は台湾で刑事告訴された最初の中国共産党の高官になった。

  法輪功への憎しみを扇動する元凶

  台湾法輪大法学会会長・張清渓氏は徐光春容疑者への刑事告訴について次のように話した。1999年、江沢民政権の法輪功への迫害が始まってから、徐光春容疑者は当時、全国のメディアを管轄する政府機関「国家広播電影電視総局」の局長に在任中、「天安門焼身自殺事件」などを捏造して全国のメディアで放送し続けた。それにより、法輪功学習者は皆精神異常者又は犯罪者であるかのように国民に誤った印象を植え付け、恨みの感情を煽り続け、弾圧の正当化を企てた。

  法輪功迫害追跡調査国際組織によると、徐光春容疑者は宣伝をコントロールする責任者である。1996年6月、中国共産党の機関紙『光明日報』で編集長として法輪功を攻撃する最初の文章を発表した。さらに1999年、徐光春容疑者は法輪功への批判は当時中国における報道界の戦略の一つと指示した。2004年から徐光春容疑者は河南省の共産党書記になってから、さらに積極的に法輪功修煉者を弾圧した。6年間河南省で1140人の法輪功修煉者が拷問され、100人が拘禁中に虐待され死亡した。そのため、米国カリフォルニア州北地区の地区司法官は2004年7月21日、拷問・人権侵害などの容疑で徐光春容疑者への告訴案件を受理している。

  2009年11月、スペイン全国管区裁判所は「ジェノサイド」(集団虐殺罪)と「拷問罪」を犯したとして、中国前国家主席・江沢民を含む羅幹、薄煕来、賈慶林、呉官正ら中共政権の高官5人に対する訴追が始まった。弁護団の朱婉琪弁護士は、台湾司法機関に対して国際人権公約に基づいて、本案件に適正に対応するよう呼びかけている。

  2009年12月28日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/12/16/214537p.html

■関連文章
台湾の法輪功修煉者、訪台中の中共高官・徐光春を提訴
中国国内の各界、スペイン法廷の「ジェノサイド」認定に注目
台湾警察「法輪功に敬服」(写真)
始終変わらぬ穏やかな団体(写真)
台湾人権促進会長:スペインでの江沢民訴訟を真剣に考えるべき(写真)
台湾台東県:中学校の指導に法輪功を導入、心身に大きな効果(写真)
ロンドン:世界人権デーに江沢民訴訟の審理入りを声援(写真)
欧州議会議員ら、スペイン法廷の江沢民訴訟の審理入りを称賛
インターフェース・インターナショナル事務局長:江沢民訴訟を通じて人々は真相を知る
台湾高雄県知事:スペイン法廷の江沢民訴訟、他国も追随の可能性(写真)