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労働教養を科された法輪功修煉者・王方甫さんは父親を亡くす

(明慧日本)北京市中国気象局病院リハビリ科医務員の王方甫さん(37)は2009年9月15日、「10月1日(中共の政権樹立日)前の安全検査」という名義で家に侵入してきた警官に、令状の提示もなく連行された上、2年の労働教養を科された。王さんの父親(80)は息子が強制連行されたことにショックを受け、11月に息を引きとった。

 その後、王さんは大興団河労働教養所で拘禁され、迫害された。2009年11月19日、王さんと8人の法輪功修煉者は、遼寧省朝陽市の西大営子労働教養所に移された。そこで、9時間の過酷な労働を強いられ、精神的な洗脳を受けた。情報筋によると、2010年1月6日、王さんの労働教養を延長するという判決が下されるという。

 現在、王さんの妻は一人で幼い娘を扶養しているが、夫が連行され、精神的にひどく追いつめられている。

 河北省赤城県東ボウ鎮出身の王さんは、医科大卒。2009年9月15日夜8時ごろ、同県「610弁公室」の警官らは大鐘寺派出所、海淀区国安と結託して、王さんの家に許可もなく立ち入り、王さんを強制連行した。さらに、一部の家財(パソコン・所持品など)を没収した。

 王さんは、北京市海淀区留置場、北京市団河労働教養所での拘禁を経て、同年11月下旬に遼省朝陽市労働教養所へ移送された。長期にわたる迫害で体は極めて衰弱し、危篤状態に陥った。

 王さんは2002年に豊台分局国保大隊に連行され、拘禁されたうえ4カ月拷問を受けた。その後、2年4カ月の労働教養を強いられた王さんは、北京市団河労働教養所で、背中から枷をかけられ、ビンタを張られ、スタンガンで電撃ショックを加えられ、裸に冷たい水をかけられるなどの拷問を受け尽くしてきた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年1月3日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/12/27/215145.html

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