河北省遷西県の全シュク敏さん、3度目の連行
(明慧日本)河北省遷西県城市信用社の定年退職者・全祝敏さん(50歳女性)と夫は、12月23日、令状の提示もないまま警官に自宅に侵入され、連行された。
全さんを連行した警官は遷西県城関派出所に所属しており、全さんを捕まえるために数日間待ち伏せしていたという。また、全さん夫婦が捕えられた日、警官らは許可もなく家宅捜査をし、所持品・パソコン・プリンタなどを没収した。その翌日、全さんは10日の拘留を科せられ、夫は釈放された。
全さんは、1996年に法輪功の修煉を始め、1999年に法輪功の真相を書いた手紙を県の書記に送った。1999年12月中旬、手紙の内容を理由として15日間拘留された。全さんが留置場にいた間、同じく法輪功修煉者の陳紅麗さん・馬麗華さん・張瑞英さん・蔡秀敏さん・関美栄さん・孫麗艶さん・李栄東さんなども拘禁されていた。
2000年末、当局は元旦の前後20日にわたって、同施設で拘禁された全さんと他の修煉者たちを「重要人物」とみなし、洗脳班へ送った。一方、12月18日、遷西公安局のジュン開毅副局長、政保科の朱振剛科長は数人の警官を率いて、法輪功修煉者を対象に彼らの家に許可もなく立ち入り、家宅捜索をした。洗脳班で全さんと陳紅麗さん、関美栄さん、李樹東さん、馬麗華さん、孫麗艶さんなど十数人の修煉者は狭い部屋に2日間監禁された。その後、全さんの家族は公安局に理不尽な拘禁などの違法行為を訴えたが、警官は無理やり家族に、全さんの代わりに修煉を放棄するための保証書にサインさせ、全さんは釈放された。
全さんのこれまでの3度にわたる強制連行の経緯を見ると、1度目は1999年12月、県の書記に真相を伝える一通の手紙を送ったため、2度目は2000年12月、理由もないまま拘束、3度目は2009年12月に数日間、尾行・監視され、違法行為を証明できないまま強制連行されている。
以上は、遷西県城関派出所の全さんに対する迫害の一例であるが、派出所は法輪功修煉者に対して嫌がらせ・私財没収・拘禁・尾行・監視・強制連行・拷問などの迫害を強めている。同所の前所長の張印博はかつて、2007年7.20以前、修煉者の柴君侠さんと揣之武さんを強制連行したうえ、彼らの家に立ち入って家宅捜索を強いた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2010年1月4日
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2009/12/30/215309.html)
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