日本明慧
■印刷版   

ある小さな出来事から修煉を見る


文/中国の大法弟子

(明慧日本)毎日、夫(常人)はよく姑と喧嘩しています。昨晩、とうとう意地を張り続けてきた負けず嫌いな姑は、息子に手を出したのです。実は、喧嘩の種はとても小さい事でした。姑も夫も自分のアイデアが良いと思って、ついに大喧嘩にまで発展しました。最後に、姑は自分の部屋で泣きながら息子の悪いところを訴え、家の中の空気はとても重くなりました。

  これを見て、私は、どうして私にこんな出来事を見させたのか、私にも「自分の意思を人に押し付ける」共産党文化の要素と執着心があるのではないかと内に向けて探しませんでした。それどころか、かえって嬉しくなったのです。普段、夫が強引に私を彼の意思どおりに服従させる時の凶暴な顔を思い出しました。私は彼に反抗する力も無く、修煉者は常人と争うべきではないと思っているので、ずっと今まで怒りをこらえて黙ってきたのですが、今日、やっと姑は私の願いどおり夫にうっぷんを晴らしてくれたのです! こんなに嬉しいことはありませんでした。

 しかし、慈悲なる師父は私の強い執着心を全部見抜かれて、その晩、私に怖い夢を見させました。私がある建物の屋根を歩いた後、はしごから降りようとする時、屋根に一つの穴が現れて、私はあと一歩で危うくその穴を越えました。しかし、なぜか分からないのですが、私は両手で必死に屋根のもうすぐ崩れそうな角の部分をつかんでおり、両足は宙に浮いていました。下はたくさん汚い糞があります。手を放したらきっと糞の中に落ちますが、上に上がろうとしたら、屋根の角が壊れるかもしれません。私はとても迷ったあげく、最後にやはり手を放してしまいました。体が下に落ちていくところで、目が覚めました。自分の修煉を連想すると、執着心をぐずぐずして取り除いていないため、私の次元はすでに落ちたことが分かりました! これは非常に深刻な問題です。

  私は正念を持って自分の人心を掘ってみました。とても驚いたことに、私は自分の人心の外に幾重もの言いわけの上着を着せていたことに気づきました。たとえば安逸心です。長い間、煉功をしない行為の根本は安逸心ですが、私が着せた一層目の上着は「寒さに弱い」ことです。二層目は「病気にかかった子供の面倒を看るために睡眠不足になった」ことです。三層目は「法を学ぶことは煉功より重要」、四層目は「他の同修も、もしかしてあまり煉功していない」と思っていることです。安逸を求めることは修煉の一つの大きな執着なのに、私はそれを幾重にもくるんでしっかりと隠していました。これはどれほど大法に背いていることでしょう。どれほど偉大な師父に申し訳ないことでしょうか!

  また「修煉の志を失った」ことです。10月1日、中共政権樹立日の前に、子供は突然、精神状態がおかしくなって、病状は2カ月も続きました。この2カ月は私の修煉の意思をかなり動揺させました。私は同じように「修煉の志を失った」という言いわけの上着を着せました。一層目は「師父に助けを求めたが効果がない」ことです。二層目は「自分の子供すら救えないのに衆生済度はどうやってできるのか」、三層目は「法も学んで正念も発したが、依然として効果がない」、四層目は「いつも内に向けて探して、旧勢力の按排も否定しているが、効果がない」ことです。後になって分かったことなのですが、この一つ一つの良くない考え、一枚一枚の言いわけの上着は旧勢力が私に押し付けたもので、真の私の考えではありません。これを悟った時、子供は一晩の間に病気がよくなりました。

  修煉の中で、小さな出来事は見落とすことがしばしばあります。しかし、いかなる小さい事も背後にすべて因縁があり、偶然なことはありません。皆さんに私の教訓を生かしてほしいのです。心を修めることにもっと努力し、もっともっと精進して、衆生を救わなければなりません。

  修煉には小さな事はありません。見た目ではたいした事もない小さな事が、大きな災いを引き起こす原因かも知れません。「千里の堤もアリの穴から崩れる」のとおりです。

  私はやっと自分の修煉がいかに良くないかが分かりました。同修たちが衆生済度に忙しく奔走している時に、私はなかなか家から出ることもしないで、家事など常人の事に忙しく、衆生済度を念頭に置いていません。なんと恥ずかしいことでしょうか?

  師父の最新の経文はまさしく私のことを言っておられるようです。「あなたが修煉を始めたその日から人生の道が修煉の道に変わったのではありませんか? あなたが遭遇したすべては偶然ではないのではありませんか? あなたは神の道を歩んでいるのではありませんか? 本当に聞こえの良いことばかり言われて、大法弟子が皆あなたを喜ばせることを言ってくれてはじめて、修煉したいと思い、向上できると思っているのですか? 怒った勢いで法を勉強しなくなった人、煉功をやめた人は誰と意地になって争っていますか? 神ですか? 師父ですか? それともあなた自身ですか? 一時的に乗り越えられないのは理解できますが、長い間乗り越えられなかったのは厳重に誓約に違反し、法を正す中で分担すべき部分をやらなかったことになり、全体の進展に影響してしまいます。これは神から見て最も厳重なことです」(『欧洲法会へ』)

  私は今まで本当に修煉が良くできていませんでした。早く自分の過失を補うために、すぐにも精進に邁進し、安逸から出て、悔いのないように大法弟子としてやるべきことをやっていきたいと思います。

  2010年1月6日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/12/13/214291.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2009/12/26/113373.html

■関連文章
人に善く接して、真の修煉の素晴しさを知る
法を学んで内に向けて探せば、環境が変わる
師父のご加護の下で修煉する(三)
同修の逝去から修煉の厳粛性を見る(三)
同修の逝去から修煉の厳粛性を見る(二)
師父のご加護の下で修煉する(一)
修煉の中で昇華する
「再生不良性貧血」の患者が法輪功を修煉し、医学界に奇跡を起こす
修煉の中で得た二つの教訓
大法を修煉して奇跡が起き、字を読めない70代の人が読み書きできるようになった