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私はこうして仕事を見つけた


文/中国広州の大法弟子

(明慧日本)私は迫害され、もとの仕事を失いました。新たに仕事を探そうとしたのですが、1年ほど探しても見つかりませんでした。見つからない原因が分からず、同修と交流しました。同修の一言が私を目覚めさせてくれました。

 最初の数カ月は、私にはまだ預金があったので、仕事の事をあまり気にせず、大法の事に専念しました。

 数カ月経ってもまだ仕事がなく、経済的に少し問題が出てきても、「大法弟子の仕事は師父が按配してくださるので、あまり心配しなくていい。やはり心を静め、三つのことをしっかり行うべきだ。これは自分が師父を信じ、法を信じるかどうかを試されているのかもしれない」と思いました。

 それから1、2カ月経っても仕事がみつからず、少し焦りました。師父はこうおっしゃいました。「安定した仕事は、修煉者に衣食のことや生存のことで支障をきたすことがないようにさせ、修煉すると共に安心して法を広め、真相をはっきりと伝えて、世人を救い済度させることでもあります」(『精進要旨二』)このことからも分かるように、師父は弟子に仕事ができるよう按配されているので、これは旧勢力が邪魔しているかもしれないと思いました。そこで発正念をして妨害を排除しましたが、効果はありませんでした。「旧勢力がなぜ邪魔することができたのか、自分に何の心があったのでしょうか」 内に向かって探し始めたら、たくさんの執着心がありました。例えば、人に明かすことのできない心・色欲の心・安逸を求める心・わがままな心・顕示心・歓喜心・自分の能力が強いと思う心・寛容できない・他人の誤りと欠点に執着する・まだ共産党文化の要素がたくさんあること・話す声が大きい・他人を見下す・話が厳しい・他人の受け入れ能力を考えない・裏で他人の悪口を言うことなどです。

 さらに1、2カ月が過ぎてもやはり仕事は見つかりませんでした。心の中で自分が執着し過ぎているのではないかと思いました。師父はこうおっしゃっています。「多くの場合、あることに執着すればするほど、そのことに問題が起き、心性の関門を形成してしまいがちです」(『新唐人テレビ討論会での説法』)それから明慧ネットで、ある同修が集団学法の状態を述べた文章を見ました。同修は、「法を学ぶ時は、あまり早く読まないことです。こうやって初めて大法の内涵を体得することができます。同修が問題を指摘してくれる時は、内に向かって探すべきで、人に明かすことのできない心があってはいけません。すべてを内に向けて探せば、皆の向上がとても速く、皆さんは同修が自分の問題を指摘してくれると喜びます。同修の足りないところを見た時は、慈悲を持って指摘します。自分に何か隠れた執着があるのを見つけた時は、学法の場で話します」と述べました。

 仕事の問題がずっと解決できず、同修の経験を参考にして、学法の場で話しました。自分に深い執着が隠れていないか同修の助けを得て探してみようとしました。同修達は「名利心があるかもしれない」「仕事を探すときに歓喜心があるかもしれない」「常人の仕事の経験に執着しているのでは」などと話してくれました。その中である同修は「大法の事に対して責任を負い、常人の事に対して少しいいかげんにした状態ではないか」と言いました。よく考えて見ると、その同修が話したとおりでした。見た目で常人の事もよくやったようですが、心の中ではずっといいかげんで、すぐ終わらせて大法の事をしようとしました。毎回面接を受けるときもそうでした。「どのみち仕事の事は師父が按配することで、面接官が決める事ではない」と思いました。自分のものなら誰も持って行けません。表面上では法のためだと見えますが、実は完全に師父に依頼する心があって、また常人の事に対して責任を負わない心です。深いところでは私心で、法によく円融していませんでした。大法の事をすることを修煉と見なし、社会生活への影響をまったく考えませんでした。実は、修煉は生活の各方面に現れます。大法弟子としてしっかりすべきです。法を最優先にし、同時に各方面でよく円融すべきです。この両者は矛盾せず、肝心なことは自分に執着があるかどうかです。なぜならこの法は円融で、できないことはありません。一部の同修は常人に符合するため、多くの大法弟子がやるべき事を続けていません。これはもう一つの極端です。やはり執着心があるかもしれません。内に向けて探し、正しく探した後になると、環境は変わるはずです。

 これらを認識したら、すぐ仕事が見つかりました。経済的に旧勢力の妨害を受けている一部の同修を見て、この文章を書きました。皆さんの参考になればと思います。

 2010年1月7日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/1/5/215711.html

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