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大連:弁護士の王永航さんに不当に懲役7年の実刑判決

(明慧日本)遼寧省大連市沙河口区の裁判所は2009年11月17日、弁護士の王永航さんに対し2回目の法廷を開き、わずか30分で、懲役7年の実刑判決を言い渡した。

 朝、王さんを乗せたパトカーが裁判所に到着し、法廷内にいた記者ではない多くのカメラマンが、北京から来た2人の弁護士を撮影し始め、2人の弁護士は違法だと言い出した。9時前から、傍聴人が入場し始め、公安局の関係者や企業の経営者も来た。王さんの妻・於曉艷さんと彼の従姉も傍聴にきた。於さんが入廷した途端、2人の女性警官に両腕を押さえられた。王さんが現れたとき、於さんは王さんの足が赤く腫れていたのを見たという。

 裁判所は家宅捜査で没収したパソコンの中の外国から届いたメールと、法輪功の真相を書き込んだDVDを証拠品として、王さんに懲役7年の実刑を言い渡した。裁判が終了したとき、於さんは女性警官を振りほどいて王さんに近寄り、持ってきた上訴書に捺印させ、ようやく10日間の控訴期間を獲得できた。

 王さんの足の傷は酷く、引きずって歩いた。法廷を立ち去るとき、「中共が本当の邪教で、法輪大法は正法だ」という一言を残した。於さんと2人の弁護士が裁判所を去ると、すぐ後をつけられた。

 王さんは、元遼寧省の乾均法律事務所の弁護士であった。2007年に法輪功修煉者のために幾度となく法的なアドバイスをした。2008年5月、於さんが連行された事件で、胡主席と温首相に公開の手紙を発表した。手紙の中で法輪功修煉者に対する刑罰の違法性を指摘し、さらに当局に1999年から下された違法な判決を正すよう主張し、拘禁されている法輪功修煉者を釈放するように要求した。そのため、王さんは所属していた事務所から解雇され、司法局から弁護士の資格を差し押さえられた。

 2009年6月16日、王さんはまた法輪功修煉者の無罪を弁護したため、中共を再び怒らせた。中央政法委員会書記・周永康が命令を下し、7月4日に、家に侵入してきた警官によって王さんは連行された。連行される前、王さんは後を付けられ、写真を撮られていたという。当時、於さん(法輪功修煉者)も連れて行かれ、80歳近い母親は脅迫を受けていた。連行された王さんは殴られて足を骨折し、治療が遅れたため骨折がひどくなった。8月10日に中央病院で手術を受けたが、国家保安隊の警官が病院で厳しく監視した。妻の於さんは面会を求めたが拒否された。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2010年1月8日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/12/3/213732.html

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