■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/01/09/mh105611.html 



慈悲をもって迫害を受けた同修に接するべき

文/吉林省の大法弟子

(明慧日本)最近、拘禁された多くの同修達が釈放されて家に帰りました。彼らが皆と一緒に早く修煉できるように他の同修達は心がけました。しかし、実行に移す時に、さまざまな問題に遭いました。学法や交流し合った結果、慈悲をもって迫害を受けていた同修に接することが、いかに重要なことであるかを認識しました。

 同修に刺激を与えないように、まずは焦ったりしてはいけません。同修Aさんは資料作りをしただけで7年の刑務所生活を強いられ、そして、刑務所の中で法輪功の修煉を放棄する転向をさせられ、出所後とても気が沈んでいました。B同修ともう一人の同修はA同修の家を訪れ、そして、自分がいかに正念を持って刑務所から早く出られたかなどを話すと、A同修はいきなり怒り出してB同修を追い出しました。B同修は間違ったことを言っていなかったのですが、他人の前でA同修のかさぶたを剥がしたので、受け入れられるはずがありません。長年にわたって刑務所で迫害を受けていた同修が自分の意志を曲げたことを恥に思っているのに、さらに傷つけられてしまいました。師父は『新唐人テレビ討論会での説法』の中で「中国大陸で、一部の学習者は迫害される中、愚かになってしまいました。このような学習者はいったん分かるようになり、または環境を変えれば、何が正しいのか、何が間違っているのかを分かるようになります」とおっしゃいました。同修を助けるとき、焦ってはいけません。受け入れる余裕を与える必要があります。

 次に、同修を理解しながら関心を寄せるべきです。師父は『新唐人テレビ討論会での説法』の中で「私が言いたいのは、皆さんは同じ修煉者を外に押し出さないでくださいということです。その人は皆さんと同じ修煉者であり、できるだけ大法弟子の間の暖かさを感じさせてください」とおっしゃいました。同修とよく顔を合わせたりして、彼らの修煉状況以外にも、彼らの生活、家庭、仕事などに関心を寄せ、同修の間の暖かさを感じさせるべきです。少しずつ彼らも修煉への自信が回復し、皆に心を開いてくれると思います。

 また同修が理性的な分析ができるように手をさしのべ、執着心や人心を見つけるように手伝うべきです。ある年配の同修が迫害された後、他の同修に「自身の修煉に隙があるから旧勢力に乗じられ、内に向って探してから執着を取り除き、旧勢力の按排を徹底的に否定すべきです」と言われました。すると、彼女は「自分に執着を持っているから迫害されたのではない」と否定しました。彼女は良く修煉していないと他人に思われたくないがゆえに、執着を隠し、考えたり直視したりもしたくないようです。もし問題点を見つけてあげたら、彼女もきっと考え、執着を見つけて取り除くかもしれません。

 同修を見下げてはいけないと思います。最初に迫害されていた大多数の同修は資料拠点で資料作りをしており、彼らは大量の資料作りの仕事を担っていました。資料拠点の同修への迫害は私達修煉者の全体への迫害でもあります。もし、当初から私達も仕事を分担して、各地に資料拠点を立ち上げていたら、彼らはこのようなひどい迫害を受けることがなかったかもしれません。彼らの当初の勇気と働きに敬意を払うべきだと思います。だから、私達はもっと彼らを理解し、慈悲を持って彼らが修煉に戻れるように助けてあげるべきだと考えています。

 同修への自信と忍耐も必要です。一回か、二回で受け入れてくれなくても絶えず接する必要があります。傷口が治るのにも時間が必要なので、もちろん時間が短ければ短いほうがいいのですが、同修に戻るチャンスを与えるべきです。数年前、強制労働所から帰ってきた同修が他の同修と顔を合わせず、しかし、一年後に目覚めると自ら進んで他の同修と接するようになりました。今は環境が良くなってきて、そんなに時間がかからないと思います。

 私達は、同修と一緒に法を学ぶことが一番尊い道だと痛感しました。法がすべての問題を解決してくれるから、できるだけ同修と一緒に学法するように工夫しました。と同時に、同修が厳正声明を発表するのを手伝う、これが最も重要です。真剣で厳粛に厳正声明に対処し、正々堂々と大法を修煉すべきです。ある同修は出所後、厳正声明を発表していないため、絶えず妨害されてしまいました。ある同修は自分で「三書」を書いたことがないのですが、家族が手伝って書いたことがあります。このような場合も声明を出して正すべきで、自分の修煉の道に汚点を残さないようにしたほうがいいと思います。

 今は衆生を救い済度することが緊急に迫っており、大法弟子が一人多ければ、一人分の力が増すので、より多くの衆生を救い済度することができます。私達は迫害されていた同修に集団の修煉に早く戻らせ、そして、共に衆生の救い済度に力を注ぐ義務があります。

 2010年1月9日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/1/6/215717.html

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