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正念をもって旧勢力から同修を救い出す


文/中国吉林省の大法弟子

(明慧日本)私の家族は全員、法輪大法を修煉しています。私・妻・母、そして私の10歳の娘も修煉しています。数日前に起きたことで、『洪吟二・師徒恩』の中の「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」という一段落の法力を私は体験しました。

 それは12月24日の帰宅途中で、妻が電話をかけてきました。母の状況がおかしいので、早く家に帰ってほしいということでした。これを聞いた私は一瞬、ポカンとしましたが、「師父がいらっしゃるから、大丈夫だ」とすぐ思い直しました。1997年に修煉を始めた母は、その前に脳血栓を2回患い、心臓病などの持病を持っていました。大法を修煉してからすっかり健康な体になり、この数年間、揺るぎなく大法を実証する道を歩んできました。

 家に着くと私はすぐに、いつも母が留守番をしている兄の店に向かいました。兄は修煉をしていませんが、大法を支持しています。兄の店に着くと、母はオンドルに横になってグウグウと寝ており、いびきをかいていました。私は叫びながら、母を引っ張ったのですが、なんの反応もありませんでした。脳血栓か脳いっ血の症状ではないか、という一念が頭に浮かびましたが、すぐ否定しました。「私たちは常人ではない。大法弟子であり、これは旧勢力が私に試練を与えているので、決して認めてはいけない。しかも長い間、母はずっと確固たる意志を持って修煉してきた大法弟子なので、問題はないはずだ。なぜなら、私たちは大法弟子であり、師父の弟子だから」と考えていました。

 それから、私は母の耳元で絶えず話しかけました。「私たちは法を正す時期の大法弟子で、師父がついておられますので、なんの問題もありません」続いて発正念の口訣を念じました。この時、妻は付近に住んでいる同修を1人呼んで来ました。兄も戻ってきました。兄は母の脈拍がとても速く打っているのをみて、よそにいる兄と姉に電話をしようとしましたが、私が止めました。私たちは相談後、ここで正念を発することは不便なので、母を自宅に運ぶことにしました。当時の私は、正念を発すれば必ず母を救えると堅く信じていました。

 同修の手助けによって、母が自宅に戻りました。私たち3人の修煉者が母を囲んで正念を発しました。発正念後、20数分が発つと、母のいびきはどんどん小さくなり、呼吸がだんだんと正常に戻りました。そして母が寝返りをし、腕を伸ばし始めました。私は発正念を止めて、母が座れるようにしました。すると、母は目を開けました。しかし、まだぼんやりしている状態だったので、私は母に、「私たちは法を正す時期の大法弟子です。少し休憩してから、皆で一緒に正念を発して旧勢力の按排を否定し、すべての良くない要素を根絶しましょう」と話しました。母はキッパリとした態度で、「私は大法弟子です」と繰り返し言いました。あと少しで発正念の夜6時を迎えるところで、私たちは脚を組み、全世界の発正念に参加しました。発正念後、20数分も過ぎると、母の意識がはっきりとしてきました。私たちも母を旧勢力から救い出したと分かりました。

 母は発正念をするとき、「横にきれいな一本の蓮の花が咲いており、また誰かが耳元でずっと『邪悪な者らの話を聞かないでください』と話かけてくれた」と言いました。後になって悟りましたが、師父がずっと私たちの身の回りで、私たちを見守っておられました。母は、「師父に申し訳ありませんでした。自分の修煉に隙があって邪悪に乗じられてしまい、師父に余分な負担をかけてしまいました。師父の慈悲に感謝いたします」と泣きながら話していました。

 それから母はいつもの健康な状態に戻り、元気になりました。この事実を目にした兄は大法の不思議な力に感服し、さらに大法を敬服するようになりました。この全過程はわずか1時間ぐらいのことでした。その間、私たちは人心を持っておらず、心の中でひたすら「私たちは大法弟子だ。私たちは全体の一粒子であって、旧勢力の迫害を受けません。私たちは師父の按排だけに従い、旧勢力に従わない」と考えました。

 また、もう一つエピソードがあります。母が昏睡している時、舌を出していました。それを見た私は「人中(じんちゅう)」をつまんで意識を戻そうとしました。人中とは、鼻と口の間の、縦に走っている溝にある経穴のことです。しかし、それは常人のやり方だとすぐ気づいてやめました。私たちは神の道を歩んでいる修煉者なのに、常人のやり方が通用するわけがありません。

 師父はいつも私たちの近くで、私たちを見守っておられます。この体験を書いたのは、いかなるようなことが起きても絶対に法に従い、いつも心を正しく持っていれば本当に『転法輪』の中の「柳暗花明又一村(眼前に新たな世界が開ける)」のようになれるということを皆さんに知っていただきたいからです。

 2010年1月10日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/1/5/215660.html

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