■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/01/18/mh192966.html 



河北省女子労働教養所の警官の暴虐(二)

(明慧日本)ある日、陳秀梅さんは煉功したという理由で警官に布団を没収され、ベッドの板の上で寝ることになった。しかし、気温が非常に低く寒かったので、他の部屋に行って没収された自分の布団を持って来たが、警官・王維衛に発見されて拷問を受けた。その後、数日間ベッドに手錠で繋がれ、受刑者の朱麗英が監視した。その数日間、深夜まで陳さんの悲鳴と殴打の音が聞こえていた。

  朱麗英は手錠の音を嫌がり、いくら小さい音がしても陳さんを殴打し翌日に虐待して、タオルを陳さんの口に押し込んで、声がしないようにした。ある日の昼、朱が陳さんを殴打し、痛みに耐えられなくなった陳さんが悲鳴をあげた時、当番の警官が様子を見に来たが、陳さんが殴られている様子を見ても何も言わずにそのまま立ち去った。受刑者たちが法輪功修煉者を殴打しても警官は放っておくのである。さらに、警官の代わりに法輪功修煉者を虐待した朱は、奨励として4カ月減刑されて早めに釈放された。

  2009年の初め、警官・劉子維は労働に参加しない法輪功修煉者に野菜とお粥を抜いて、饅頭一個しか配らないように命令し、饅頭を作らない日には前日に残った冷たいものを配った。数日間連続して野菜を食べない法輪功修煉者たちは便秘の症状がでて非常に痛く、断食して抗議した。警官・劉子維と王維衛は大喜びで「断食したら鼻から食物をいれるぞ。1回入れたら60元を取れる。 おまえらが持っている金を全部よこせ!」と言った。朱も金儲けができると喜んだ。

  自分の金を守る為、劉炳蘭さんと王力霞さんは銀行のカードを隠した。朱は2人のカードを自由に使えなくなったことで怒り、受刑者の劉宗真と李麗娟に指示して劉さんと王さんを殴打し、トイレに行くことを禁止した。そこで劉さんは2日間トイレに行けず、トイレに行った時は、もう麻痺して尿も出なくなった。また、李麗娟は劉さんのトイレの時間が長いことを怒り、劉さんの膀胱を蹴飛ばした。そこで劉さんは長い間腹痛で苦しんだ。

  朱麗英、李麗娟は、陳秀梅さんの銀行カードを捜し出した後、陳さんの家族が振り込んだばかりの400元を0.8元しか残さず使い切り、陳さんはペーパータオルを買う金さえなくなってしまった。心の優しい受刑者の楊秀蓮さんが、陳さんにペーパータオルを渡したことが朱に発覚し、殴られた後に警官にも通報されて、法輪功修煉者に同情したという理由で受刑期間を半月延長された。

  朱麗英は、常に法輪功修煉者とほかの受刑者の銀行カードで買い物をして第一大隊の警官たちに渡した。そこで警官たちは朱が法輪功修煉者を殴っても知らぬふりをし、欲しい物がある時、朱に買ってもらったりした。朱が釈放された時の話によると、警官・劉子に渡した食べ物の累計金額は6千元に達していたという。

  四、年配者、病気の法輪功修煉者に対する非人道的な迫害

 法律によると60歳以上の労働教養の受刑者に労働させてはいけないことになっている。しかし、60歳を超えた法輪功修煉者は全員が労働を強要されている。石家荘市の法輪功修煉者・馮小梅さんは腸の調子が悪くいつも下血していたが、警官は治療もさせず、労働を強要した。また、石家荘市の法輪功修煉者・張桂芹さん(61)は、血圧が280まで上がっていたが、毎日健康な者と同じ労働をさせられ、残業も強要された。

  張瑞華さんも60歳を超え、心臓病、高血圧に罹っていたが、「法輪功の修煉をやめる」という保証書を書かなかったことで、毎日労働を強要された。40代の安金亭さんは長時間にわたる拷問で血糖値が低くなり、常に深夜に悪化したが、健康な者と同じ労働量を強要された。2008年、50代のある法輪功修煉者は血圧が300になり、非常に危険な状態だったにもかかわらず、「法輪功は素晴らしい」とグループ内で言ったことで、劉子維、師江霞、王維衛らに部屋で殴打されるとともに髪の毛を引き抜かれたので、床は髪の毛だらけになった。

  五、表面を偽り、罪悪を隠す

 河北省女子労働教養所は、建設されてから法輪功修煉者を残虐に迫害してきた。その事実は既に国際社会に暴露されつつあるが、その迫害は今も継続しているだけでなく、「省級先進機関」と評価されて数多くの奨励と表彰状を受賞している。上級部門が審査に来る度に、事前に知らせを受けて、きれいに掃除しておくとともに、食卓も鶏肉、魚でいっぱいにしておき、労働教養所の受刑者たちの「幸せな生活」の様子をカメラで撮れるようにしておいた。

 河北省女子労働教養所の警官たちが行っている法輪功修煉者への野蛮で残忍な迫害は、中国大陸の各刑務所、労働教養所に監禁されている法輪功修煉者が受けている迫害の氷山の一角に過ぎない。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2010年1月18日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/1/13/216205.html

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