■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/01/24/mh260677.html 



中国衛生部副部長、法輪功修煉者の臓器狩り問題を回避(写真)

(明慧日本)中国衛生部の黄潔夫副部長は2010年1月19日、台湾で行われた防疫衛生シンポジウムに参加した。近頃、黄潔夫は頻繁に中国の臓器移植状況と関連法律について言及していたが、シンポジウムの当日になると、法輪功修煉者の臓器狩り問題について質問されると話題を避けようとした。

中国衛生部の副部長黄潔夫(中)

 臓器狩り事件は今や話題のトピックの一つになっている。国際人権連合(IGFM)スイス支部は、今年の1月6日、『血まみれの臓器狩り』を共著したデービッド・マタス氏とデービッド・キルガー氏に「2009年人権賞」を授与した。

 フランス語テレビのTV5は1月5日、中国にはおよそ30万人が300あまりの留置場に拘禁されているが、その中で15万人は法輪功修煉者であるとして、非政府組織のコメントを引用して報道した。拘禁されている法輪功修煉者らは全面的な血液検査を受けたという。これは、臓器狩りのために適合した臓器を収集するための検査であるとの見方が強い。

 情報によると、黄潔夫は2005年9月、ウィグルで行なわれた肝臓移植手術に直接関係しているという。相応しい肝臓を捜し始めてから手術室に運び込まれるまでに一日しかかからなかったという。しかも重慶市と広州市から1人ずつ運んできたそうだ。その効率の高さはすでに中国臓器移植業界の秘密ではない。

 19日、黄潔夫は台北で開催された「中国と台湾で共にH1N1新型インフルエンザを予防するシンポジウム」に参加した。記者が「カナダの人権弁護士のデービッド・マタス氏とデービッド・キルガー氏の調査報告によると、法輪功臓器狩りは……」と「法輪功臓器狩り」を言及するだけで、黄潔夫の隣にいた男性が「部長、会議の時間です」と混ぜ返した。

 黄潔夫は「オーストラリアで開催されたWHO国際臓器移植大会で、すでに中国の臓器政策に対してアピールした」と答えた。しかし法輪功修煉者の臓器狩りについて聞かれると、「ノーコメントです。私はただの外科医です」と返した。

 黄潔夫が離れる時、記者が「公開的に臓器狩りを調査するという国連酷刑専門委員の要求について、中国は受け入れられるのか」と聞いたら、黄潔夫は質問に答えずエレベーターに乗った。記者が何度も続けて質問すると、黄潔夫はボディーガードの後ろで「すでに答えた」と断った。

 黄潔夫の態度に対して、「法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)」アジア支部の副団長の邱晃泉さんは「おずおずとしているのではないか」と指摘した。

 2010年1月24日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/1/20/216603.html

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