出発点を正しくしてから始めて奇跡が起こる
(明慧日本)私の実家のある同修・張さんは非常に精進しており、三つのことをしっかりやっており、特に真相を伝える面で大変効果があって立派である。4日に1回行われる卿鎮市場の日になると、張さんは必ず街に出て人々に真相を伝え、多くの方々は真相が分かるようになった。
張さんの村では、それぞれの家に牛を飼っている。各家の牛を集めて、山にのぼって草を食べさせることは毎日の定例である。
昨年のある日、張さんが放牧の当番であった。そして、その日はちょうと市場の日であった。普段、市場の日の時、張さんは往々にして他人と当番を交換していたが、その日は交換できる人はいなかった。山で放牧しながら街の人の流を見ていた張さんは「今日街に出て真相を伝えないと、どれぐらいの人が機縁を失うのだろう」と思い、なんとかして真相を伝えに行こうと思っていた。しかし、街に行ったら、放牧する人がいなくなる。どうしたら良いだろうと迷っていた張さんは突然『西遊記』のある物語を思い出した。
孫悟空は師父のために食べ物を探しに行く前、師父が妖精らに襲われるのを恐れ、出発する前に師父達の周りに大きな円を書いて、妖精が師父達に近づけられないようにしたのではないか。そこで、張さんは孫悟空の方法を真似て、牛の群れの周りで大きな円を書いた。そして牛群れに向けて話した。「牛達よ、我々は皆大法が世に伝わる時に生きており、皆福がある。今から私は山を下りて、街に出て真相を伝え、人間を救い済度に行く。すぐ戻るので、ぜひ協力して圏外に出ないでくれ。」と頼んだ。午後になって、急いで山に戻った張さんは山の牛を数えると、圏外に出た牛は1頭もいなかった。しかも、牛の足痕はすべて圏内にあることに気づいた!
それから、張さんは自分が超能力を持っていることが分かり、嬉しくなった。またある日、張さんは放牧しながら自分家の仕事をしたいと考えていた。張さんは前回と同じように牛の群れの周りで大きな円を描いてから、家に帰って個人の仕事をやっていた。しかし、家の仕事が終わった後に山に戻った張さんは、円内に牛が全部いなくなったことが分かった。結局、あちこち捜して1時間以上かかってやっと牛を見つけた。
この放牧で円を描くことの2回の結果は全く違うものであった。それは他でもなく、出発点が正しいかどうか、何のために超能力を使うかという問題である。
1回目の目的は、人を救い済度する為であるため、超能力の役割が果たせた。2回目の目的は、個人の仕事のためで超能力の役割が果たせなかった。
それゆえ、修煉は非常に厳粛なことだと我々ははっきり認識しなければならない。超能力を使う目的は純粋ならば、我々の行為は神の行為であり、超能力が発揮できる。目的は純粋でないと、我々の行為はやはり人間の行為に過ぎず、超能力が発揮できないのである。我々の超能力は師父が下さったもので、その目的は師父に手伝い、法を正すことで、濫用してはいけない。
個人の認識で、正しくないところをぜひご指摘ください。
合掌。
2010年1月25日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2010/1/24/216812.html)
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