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血友病が快復した男性、中共の刑務所で迫害され死亡(写真)

(明慧日本)2009年4月12日午後6時ごろ、吉林省通化市国保大隊長の荊貴泉は3台のパトカーで十数人の警官を連れて、許可もなく於連和さんの家に押し入り、令状の提示もなく於さんを強制連行した。

 9月17日、通化市公安局と裁判所および検察庁は結託して、何の証拠もないまま於さんに3年の懲役を下した。その後10月2日、於さんは吉林省四平市石嶺刑務所に入れられ、引き続き迫害を受けた。2009年11月22日、於さんは迫害によって、41歳の若さで死亡した。

於連和さん

 刑務所側が派遣した2人の法医学者と家族が頼んだ法医学者は、数十人の警官とともに死体を検査をした結果、於さんの右耳の中から多量の血痕が見つかり、両目が青く腫れるなど、殴られた跡が明らかに残されていた。また、右あばら、および右脇と腰の間に皮製の手袋の屑が付着していた。

 見た目には殴打された傷跡は全然見えないが、解剖した結果、体内から1500mlほどの血が発現された。脾臓には3カ所穴があり、脾臓周辺の細胞組織も充血していた。家族が頼んだ法医学者は、死因は脾臓の破裂だと判断した。現在家族は刑務所を告訴して、刑務所と於さんを殴打した警官の責任を追及している。

 於さんは小さい頃から血友病に苦しみ、輸血によって命を維持していた。この病気にかかると膝と股の関節が変形するため、18歳を超えると身体障害者に等しい。

 1998年3月、ある親族が於さんに法輪功を紹介した。家族は於さんを背負って法輪功を学びに行った。30歳の於さんに少しでも希望を与えるためであった。たった1カ月で、於さんの病気は奇跡のように変わった。於さんは、法輪大法の修煉を始めてから、全く新しい人に変わり、自信をもって自力で生活することが出来るようになった。良くない性格も直し、タバコと酒もやめ、靴下の小売を始めて自力で生活した。その後、於さんは人に会うたびに大法の素晴らしさを紹介し、「法輪功は私に第二の人生を与えました」と話した。

 1999年の7月、中共が法輪功への迫害を始めた後、於さんは法輪功の名誉を守るために北京へ陳情に行ったが、途中で警官に逮捕されて通化市留置場に監禁された。家族は2千元の身代金をゆすられた。

 2002年頃、於さんは再び通化市老站公安出張所に監禁され、残虐な迫害を受けた。迫害に苦しんだ於さんは、脱出しようとビルの2階から飛び降りて足を骨折した。警察は責任を負わず、病院にも送らなかった。後にある善良なタクシー運転手によって姉の家に送られた。家族はすぐ病院に送り、数日後、於さんは意識を回復した。

 そのため家族は多くの金を借りた。怒った家族は派出所を告訴したが、中共の警察と裁判所は互いに結託して、法廷外で交渉することにし、10万元の損害賠償金を与えると言った。

 しかし警官はビデオカメラを持った記者をつれて、於さんが法輪功の修煉をやめるという「保証書」にサインをしてから、10万元の賠償金を渡すと話した。大法から受益していた於さんは毅然として警察の無理な要求を断り、10万元の賠償金を放棄した。その後、煉功を通じて於さんの身体はもう一度回復した。

 2009年4月20日の午後6時ごろ、吉林省通化市国保大隊長の荊貴泉は、3台のパトカーで数十人の警官を連れて、於さんに手錠を掛け、さらに家族の反対を押し切って家宅捜査をし、法輪功の関連書籍、『九評共産党』、PC、プリンタなどを並べて、写真を撮った。また、於さんの姉の家族3人を東昌公安支局に連行して尋問した。その後姉の家族は釈放されたが、於さんは長流留置場に送られた。

 2009年9月17日、於さんは通化の裁判所によって3年の懲役に処せられ、2009年10月2日、四平石嶺刑務所に監禁された。11月22日午前9時、於さんは4人の受刑者に殴打され、午後2時頃、左あばらに痛みを感じ、監獄病院に送られたが、調子が悪化して、午後3時頃、四平病院に搬送された。四平病院側はもう救う可能性はないと話し、緊急措置を拒絶した。当日の夜8時ごろ、於さんはこの世を去った。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年1月30日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2010/1/29/217173.html

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