■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/02/01/mh034421.html 



神韻芸術団 米国で記者会見、中共の香港公演妨害に抗議(写真)

(明慧日本)神韻芸術団(以下、神韻と略称)の李維娜団長は2010年1月27日、「今日は香港で上演の予定でしたが、残念ながら香港入境管理事務所(以下入管と略称)は突然、当団の6人の技術スタッフのビザの発行を拒否し、公演はやむなく中止となりました」と発表した。

  神韻と新唐人テレビ局は共同記者会見を開き、公演のキャンセルについて説明した。神韻の舞台監督・徐さんは「ビザを発行しないのは、中国共産党の指示であり、この行為は香港の自由を破壊するもの」と表した。
神韻芸術団団長・李維娜さん
舞台監督・徐さん

  事件の経緯について

  神韻は記者会見を開き、香港政府が中共の指示に従い、技術担当スタッフへのビザ発行拒否の手段で、すでにチケットが完売した7回の公演をキャンセルさせたことについて発表した。「神韻公演は1月27日から31日までのスケジュールで上演する予定でしたが、1月21日、入管からビザの発行拒否の通知がありました。理由は、それらのスタッフは香港で代替えすることができるということでした。入管と交渉の結果、口頭で技術スタッフ1人のみビザ発行するということでした」

ビザの発行を拒否された音声技術代表・程さん

  舞台の音声技術スタッフは神韻にとってなくてはならない存在であり、熟練したプロの技で公演の雰囲気を作り出し、重要な役割を担っており、技術スタッフがいなければ公演は成り立たない。

  素晴らしさを伝えたい

  団長の李さん「金曜日の最終の練習を終えた後、香港公演が中止になったと知り、皆驚きました。当団のアーティストたちは信じ難く、理解できませんでした」

神韻メインダンサー・趙さん

  神韻のダンサー・趙さんは、「皆びっくりして、がっかりしました。我々は何カ月も準備し、長い時間をかけて練習してきました。世界中で100以上の都市で公演は大変評判が良く、大変歓迎され、人々から称賛をいただきました。それなのに、ビザの発行拒否で、香港公演は全て台無しになりました」

神韻メインダンサー・劉さん

  メインダンサー・劉さん「神韻のダンサーとして、観客の笑顔を見ると、胸がいっぱいです。世界中の人々に幸せと喜びのメッセージを伝えて、中国の伝統文化の素晴らしさをアピールしているのです」

  公演中止で、香港の人々は失望

神韻ダンサー・李さん

  李さんによると、知り合いは皆チケット購入したが、公演を見ることができず、とても残念だと述べた。まさか香港でこのようなことに遭うとは想像もしなかったという。「どうして公演の権利を奪うのでしょう。一国二制度は完全に偽りです。香港はますます悪くなる一方でしょう」

 アメリカのテレビプロデューサー・リチャード氏は「1月20日の公演は素晴らしかった。視野が広がった。中国本土にも行ってほしい。なぜなら、この神韻公演は貴重な中国の歴史を再現しているからだ」と述べた。

 アフリカのカメルーン部落の酋長は「幕が開いた時、別世界にいると感じました。奥深い中国文化の精神と理念を伝えてくれました。中国は大きな国であり、この伝統文化は中国を素晴らしい国にしてくれます」とし、中共はなぜ怖がって、神韻の公演を阻止するのかよく分からないと話した。

 中共は伝統の価値観を怖がっている

  団長の李さんは「我々は中国共産党によって破壊された中国5千年の伝統文化を回復し、人々に善を啓発し、中国伝統の価値観を取り戻しています。誠実、忍、忠孝、善良、美。これらの全てを現代社会に再現しました。中国人は神韻の公演が好きで、誇りを持っており、神韻は世界中で歓迎されています」と述べた。

  「これらの価値観は中国のみならず、全世界に共通しています。しかし、これこそ中国共産党が怖がっているところです。もし、全ての中国人が伝統の価値観を信じるのであれば、あらゆる迫害、人権侵害、言論の弾圧は、あっと言う間に消えるのです」

  「過去に何度も中共からの公演の妨害がありました。オーストラリアの議員たちには中共から神韻公演を見ないようにという脅迫状が届きましたが、実際に見たら、評判がよかったのです」

  2008年、韓国で公演直前に劇場側は中共の脅迫と自分たちの利益を守るため、一方的に公演を中止した。

  李さんは、「当時、韓国の観客たちは公演を見ることが出来ず、非常に残念がったのです。我々は何も出来なくて、申し訳なかったのです。観客にも劇場側の決定で、恥をかかせたのです」と語った。

  神韻芸術団のメンバーは香港公演中止事件の解決と、1日も早く香港で公演が実現できるよう米国政府に呼びかけた。

  2010年2月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/1/28/217144.html

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