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遼寧省の青年に不当判決、一家4人も労働教養処分(写真)

(明慧日本)遼寧省の凌海市裁判所で2010年1月14日、錦州出身の法輪功修煉者・張雷さんに対する裁判が開かれたが、法律手続きもなく行われた。その後、張さんの両親と妻、妻の母親も警官に強制連行され、労働教養を強いられた。

張雷さん

  2009年9月12日、仕事中の張さんは凌海市公安局の警官に強制連行され、凌海市留置場に拘禁された。その翌日、父親・張徳国さん、母親・李錦秋さん、妻・趙暁春さん、妻の母親・何桂香さんら4人も同公安局の国保大隊・劉海旺隊長により強制連行された。

  情報筋によると、張さんの両親と妻、妻の母親は錦州市留置場で15日間拘留され、「9月28日午後4時に彼らを釈放するので迎えに来るように」と警察から連絡があった。しかし、家族が当日迎えに行ったが、警官は「4人はすでにそれぞれ1年の労働教養処分として、瀋陽馬三家労働教養所へ移送した」と言った。

  2010年1月14日、凌海市裁判所で裁判長・李大明が張さんに対して開廷し、法輪功の是非に関する弁護は許さないと宣言した。張さんは公訴人の偽りの証言を指摘し、法輪功と自分の無罪を主張した。しかし、李裁判長は「法輪功の是非に関する弁護は許さない」と繰り返し、張さんの弁護を無視した。さらに、当局が指名した弁護士は、有罪判決を前提に「張さんの態度が良かったということで刑を軽くしよう」と、表面的に弁護している素振りを見せながら不当判決を下すことを企んだ。

 中国共産党が法輪功を迫害して10年来、張さん一家は相次ぎ強制連行・拘禁・嫌がらせなどで苦しめられている。かつて、張さんの父親は2年、母親は2度にわたり4年の労働教養を強いられた。2009年9月12日午後、張さんは勤め先から凌海市公安局の警官に強制連行された上、現金5千元やパソコンも没収された。勤め先の経営者は張さんの保釈を申請したが、国保大隊の警官は「法輪功の訴訟事件は、誰が申請しても駄目だ」と言い放った。

  2010年2月2日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2010/1/24/216817.html

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