■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/02/04/mh055441.html 



罪のない息子が逮捕され、父親は悲嘆のうちに死亡(写真)

(明慧日本)吉林省延吉市に住む法輪功修煉者・李龍吉さん(34歳男性)は2009年9月17日、国家保安大隊に強制連行された。残酷に拷問され、今も延吉市留置場に拘禁されている。77歳になる李さんの父親は、息子の釈放を求めていたるところで無罪を主張したがかなわず、2010年1月2日、悲嘆のうちに死亡した。

李さんの母親

生前、李さんの父親が借りていた一物もない部屋

  2009年12月10日、李さんの77歳の父親と72歳の母親は、李さんが法輪功を修煉したために逮捕されたという情報を聞き、急いで郷里から公安局国家保安大隊、検察院、延吉市留置場に行き、息子を釈放するよう求めた。しかし、願いはかなわず、さらに公安局から辱められた。

 両親が二度目に公安局に来た時、門衛に止められ、2人は事情を説明したが警官に罵られた。その後、別の警官が事情を理解した後、2人を通した。しかし、国家保安大隊と610弁公室の責任者は2人の老人が来ていると聞くと、誰も敢えて会おうとしなかった。両親が息子を返すよう訴えても構ってくれる人はいなかった。その後、何回か行ったが警官に非難されたり、罵られたりした。

 両親は公安局や、検察院、留置場にそれぞれ拒否されて、仕方なく郷里に帰った。帰宅後、息子の安否を心配する両親の身体は日々悪化した。彼らには4人の息子がいたが、1人は水に溺れて死亡し、1人は肺がんで死亡、1人は精神病を患い、健康で親孝行な息子は刑務所に拘禁されている。息子の釈放を求め、消息を知ろうと、2009年12月20日に両親はもう一度、公安局国家保安大隊、検察院、延吉市留置場に行ったが前と同じ結果だった。父親は国家保安大隊の前で泣き崩れた。

 李さんが連行された時に着ていたのは薄い服で、今は冬になっている。両親は衣服と食べものを延吉市留置場に持って行き、息子に渡すよう求めたが、拒否された。父親は家に帰った後もご飯が食べられず、病気を患い起き上がれなくなり、2010年1月2日、死亡した。今、家に残されているのは高血圧を患う母親1人になっている。

 2010年1月1日の明慧ネットの情報によると、延吉市検察院は李さんの案件を延吉市裁判所に送ったという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2010年2月4日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/1/12/216162.html

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