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精進していない同修に一言


文/中国の大法弟子

(明慧日本)一時期、私は大法の仕事が忙しくて、落ち着いて学法することができませんでした。法を読むとき、速さを求めて文字を読み落としたり、付け加えたりしていました。

 このような不純な心を持って法を学んで、法に同化することができるでしょうか? 顕示心、依頼心、安逸心、歓喜心、恐怖心、嫉妬心などが取り除かれていないので、トラブルに出遭うと、外に向けて探す現象が続いていました。時に内に向けて探しても、うわべだけで、執着心を見つけようとしませんでした。

 自分は毎日「三つのこと」を行っていると思い、自慢の心が生じ、これもまた内に向けて探せない原因の一つになり、結果として旧勢力に乗じる隙を与えてしまいました。

 半月前のある晩、同修の家を訪ねました。6時の発正念を終え、腕と足にかゆみを覚え、掻こうと思って手を伸ばすと、足が崩れて床に倒れてしまいました。立ち上がろうとしたのですが、また倒れてしまい、身体に力が全然入らない状態だったのです。

 そのとき、私の意識ははっきりとしていたのですが、とにかく立ち上がれませんでした。

 その瞬間、私はとても恐ろしい一幕が見えました。

 それは、当地の大法弟子で、この世を去ったばかりのD同修が、赤い服を着ている鬼に四肢を掴まれて、赤く燃え上がる火の上であぶられていました。痛みのため、D同修は泣き叫んでいたのです。ある鬼が私に話しかけました。「お前は何をしに来た?」と聞かれたので、「私は最近、修煉を精進していません」と答えました。

 私はD 同修に「なぜこうなったのか」と聞くと、D 同修は「私は師父と契約を交わしたのですが、契約を履行せず、円満成就できませんでした。罪が大きいため、こうなったのです。私には肉体がもうないので修煉できませんが、あなたは戻って修煉を精進してください、でなければ私と同じようになってしまいます」と答えました。

 「私は戻って必ず精進し、誓約を果たし、円満成就して師父と共に家に戻りたいのです。ここは私の居場所ではありません」と話すと、鬼たちが相談してから私をこの世に戻すことに決めたようで、返してくれました。

 D同修は5年前に生命の危険が迫った際に、大法の修煉を始めました。しかし、D同修は修煉者として法に基づいて行わず、病業が現れるとすぐ常人の手段を用いました。しかも、病気への執着を捨て去ることができなかったため、最後には結局、病魔によってこの世を去ったのです。

 見せてもらった一幕は、今の私の修煉の次元に合わせたものです。私を目覚めさせるだけではなく、精進していない同修にも注意を促しているように思います。だらけ続けている同修は、共に精進し、正法の進展に遅れないように、誓約を完璧にこなして、円満成就して師父と共に家に帰りましょう。

  2010年2月5日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/2/3/217454.html

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