上海交通大学の元教員が強制連行、家族も迫害される
(明慧日本)上海交通大学の電子情報学院の元教員で、優秀若手教員として名の知れた郭小軍さんは2010年1月8日、上海当局宝山区国保大隊と「610弁公室」によって密かに連行された。その後、郭さんの妻の徐蘭香さんが宝山公安局を何度も訪れ、夫の行方を尋ねたが、宝山公安支局国保大隊、「610弁公室」は徐さんと夫の郭さんを会わせなかった。上海の公安当局は、憲法で定められた国民の基本的人権を侵害する行為をはたらいている。
郭小軍さんは2010年1月8日の朝、外出しようとした時に、自宅の周辺で見張っていた私服警官によって連行された。
今回の連行、及び自宅に侵入し家財などを没収した事を企てたのは、上海の宝山区公安支局国保大隊の国保処長・仇峰である。仇峰が率いる楊躍飛、陳克ウンら7、8人の私服警官、及び住民委員会のメンバーである。彼らは郭さんの自宅に侵入し、妻の徐さん、義理の母、及び3歳未満の息子を脅迫し、連行して人質にし、事前に用意した空白の捜査証に署名させ、家宅捜査を強行した。家宅捜査は2時間以上に及んだ。個人資産であるパソコン3台、プリンタ1台、法輪功の書籍十数冊を没収し、まだ使っていない空のDVD数枚、MP3などを強盗した。
郭小峰さんが連行されたことを知った、遥々河南省の焦作市の実家に住む年配の両親は、慌てて上海まで足を運び、息子が監禁されている上海の宝山区公安支局を訪れ、息子の安否を尋ねたが、相手は両親の息子との面会要求を拒否した。逆に、両親と弟が実家に戻った後、地元の中共公安局に監視され尾行された。こうして普通の国民が身の自由を完全に失っている。
郭小軍さんの親戚が北京の法律事務所を訪ね、弁護士に依頼したが、この弁護士もそれから北京司法局に三度も強制的に事情聴取を受けていた。
現在、上海当局はさらに郭小軍さんを迫害するために、閔行区浦江鎮の住民委員会に圧力をかけて、郭小軍さんの賃貸マンションの大家を脅迫し、郭さん一家を追い出そうとしている。夫を連行された徐さんは、さらに住む場所まで失う恐怖が迫っている。
2010年2月6日
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/2/4/217531.html)
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