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ウォールストリートジャーナル紙「中共が神韻芸術団の香港公演を妨害」

(明慧日本)ウォールストリートジャーナル紙は2月1日の紙面で、神韻芸術団の香港公演が中止に追い込まれたニュースについての論評を掲載した。「香港政府の政務次官・唐英年氏は先月、ニューヨーク市で香港の文化芸術の発展計画を公表した。計画によれば『西九龍文化芸術区とし、文化総合大型施設を建設する予定、それをアジアの文化交流センターとする計画だ』という。その直後に、神韻芸術団の香港公演が中止に追い込まれたことで、政府当局関係者らの文化に対する意識の低さが露呈したように思える。しかし、その原因を調べた結果、香港政府の背後に中国共産党が存在していることが分かった」

 「アメリカ神韻芸術団の世界巡回公演は、1月27日から31日までの6日間、香港で7公演を予定していた。鑑賞チケットはすでに完売していた。しかし、舞台監督含む技術者6人のビザ発行を拒否された。そのため公演の中止を引き起こしたのである」 

 「香港入国管理局の判断について、論評する価値はない。神韻芸術団の香港公演はやむをえず中止となったが、完璧な公演を基本とする神韻の判断は理解できる。その後、神韻公演主催者とその支持者らは抗議デモを行い、法的手段の検討に入っているという。ビザ発行拒否問題の背後に中共の圧力があると見ているからだ」 

 「演目の中に法輪功に関するストーリーが1つあることは事実である。神韻芸術団はニューヨークで設立し、団員の7割が飛天芸術学校の卒業生である。中共の法輪功に対する迫害は世界に知られている事実である。ですから、中共は神韻世界巡回公演にあらゆる手段を講じて妨害している」

 「毎年、神韻芸術団のアメリカやカナダでの公演は定番となり、日本や韓国などの国でも公演しており、香港では上演されなかった。今回、初めて中国国内での公演が決まったが、中共に阻止された。芸術団のある責任者は『私たちの公演がまさか一部の人を恐れさせることがあるでしょうか』と話した」 

 「香港の文化芸術センターの構想は称えるべきだが、文化芸術センターの基本原則が人々の心を感動させ、表現の自由がなければならず、政治的な圧力があったからといって、萎縮してはならないのである。神韻の事件で分かるように、香港政府は中共のコントロールから逃れられないのである。神韻の公演が中共により中止にまで追い込まれたのは、氷山の一角にしか過ぎないのである」

 2010年2月6日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/2/4/217556.html

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