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拷問を受けた法輪功修煉者に5年の不当判決(写真) (明慧日本)ハルビン市南崗区の住民で法輪功修煉者・栗志コウさん(40歳男性)は2010年1月31日、やっと両親と刑務所で面会できた。しかし、警官はずっと親子の会話を盗聴していた。少しの間しか話すことができず、栗さんはすぐに連れて行かれた。栗さんの手や首には拷問を受けた傷が鮮明に残っており、随分やつれた様子だったという。
2009年2月26日、ハルビン市の「610弁公室」の責任者らは、家の外にある暖房のパイプを強く叩き、爆竹を鳴らしながら、騒音に紛れて栗さんの家のドアを突き破って部屋に押し入り、栗さんとその場にいた友人計8人を強制連行した。 2009年3月8日、栗さんは不明な場所に移送され、3昼夜連続して拷問され続けた。警官は栗さんを鉄の椅子に縛り付けて、足かせを掛けて固定し、両腕を後ろに引っ張りながら上の方へ強く上げた。このような拷問を3日間も続けて受けた栗さんは、息も絶え絶えになりやっと留置場に戻された。 監禁されている間に栗さんの家族は北京の弁護士を雇ったが、弁護士は裁判所から絶えず妨害を受け、栗さんと面会もできず、案件の資料にも目に通すこともできず、その上、無罪の弁護をしてはならないと強要された。 同年10月30日、「610弁公室」のコントロールの下で、南崗区地方裁判所で裁判が行われた。 李長明弁護士は「刑法は法に触れた行動を懲罰するものであり、思想そのものは犯罪行為にならない、これは刑法の基本的なルールである。宗教への信仰は思惟領域のもので、民衆が宗教を信仰したことで不公平な扱いを受けてはならず、信仰そのものは犯罪にならないため、刑法の懲罰を下してはならない。刑法の法定の原則に基づいて、栗さんが無罪であることを断定できる。裁判長に無罪の判決を望む」と弁護した。 しかし、憲法を踏みにじった共産党当局は最終的に、栗さんに5年の実刑判決を下した。 同年12月9日、実刑を下された栗さんはハルビン呼蘭刑務所に移送された。そこでも、法輪功の修煉を放棄しないという理由で、栗さんは再び警官に滅多打ちにされ、スタンガンで長時間電撃され、5日間連続で睡眠を奪われた。家族との面会も長期にわたって禁止され、栗さんが所有するマイクロバスも派出所(交番)の所長・馬良に没収された。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 2010年2月7日 (中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2010/2/6/217664.html) |
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