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10年にわたる迫害、法輪功修煉者が危篤状態に

(明慧日本)中国共産党による法輪功への弾圧政策の下で、天津市双口労動教養所では10数人の法輪功修煉者が不法に拘禁されている。その中でも黄礼喬さんと肖樹清さんが、2009年11月からずっと残酷な拷問を受けている。

 労働教養所では黄さんが二段ベッドに吊るし上げられた上で、肋骨部を硬物で強く擦られ、両足を力一杯引っ張っられたり、膝であばら骨を強く圧迫されたり等の拷問を受けていた。また、そけい部を摘まんでねじるような拷問も行われた。その結果、黄さんは大小便が失禁し、歩くことも出来なくなった。

 2000年、黄さんは出勤中、警官に強制連行され労働教養所に送られた。労働教養所の中で警官は黄さんに対して殴ったり蹴ったりして暴行を振るった。また、警官はスタンガンで黄さんの心臓と頭の部分を電撃した。そのため、黄さんの上半身がやけどだらけになった。

 2001年11月、双口労働教養所では黄さんが死亡したと宣告する一方で、密かに黄さんを青泊窪労働教養所に移送し、黄さんが危篤状態になるまで拷問し続けた。

 2003年6月、釈放された黄さんは再び強制連行され労働教養所に送られ、そこでも拷問された。

 2005年9月、拷問で全身傷だらけになった黄さんを家に搬送した。

 2008年、黄さんは自分の屋台で法輪功が迫害された事実に関するDVDを配布したところで通報され、警官に強制連行され、その後2年の実刑判決を言い渡された。黄さんは悪名高い天津市の北辰双口の労動教養所の第3大隊に送られた。

 また、黄さんの妻も強制連行され、女子労動教養所で拘禁されている。黄さんは労動教養所でも法輪功の修煉を続けたことを理由として、警官が麻薬密輸者の受刑者に黄さんを拷問するよう指示した。受刑者に殴られたり、性的な暴力を受けたりするのが日常茶飯事のこととなり、長年に渡って固い板に大の文字の形で手足を縛られた黄さんが、極めて虚弱しており、命の危険に晒されている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年2月19日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2010/2/14/218160.html

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