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天津市:大学の元助教授が再び労働教養処分に

 (明慧日本)中国民航大学の元助教授・岳中生さん(男性)は、法輪功を修煉しているという理由で、2009年2月に強制連行された。

 現在、岳さんは河北省第一労働教養所に拘禁されている。岳さんは幾度にもわたり迫害を受けている。2006年、大学内で『共産党についての九つの論評』を配布したことで労働教養処分を下された。

 天津市双口労働教養所で迫害を受けたため半身不随になり、さらに殴打されあばら骨が8本折れた。勤務先の大学からも解雇された。

 岳さんは1968年生まれ、中国民航大学の元助教授。岳さんは生まれつき肺炎、肺結核などの病気を患い、身体は病弱だった。

 1998年に法輪功の修煉を始めてからは、長い間苦しんできた重病などが完治し、健康な身体になった。同時に、法輪功の教え「真・善・忍」に従って修煉し、心性が向上し、2003年に中国民航大学の優秀教師に選ばれた。

 2006年の初め、中国民航大学保安所所長・劉路江、教学事務所所長・于剣が『共産党についての九つの論評』を受け取ったことを理由に、東麗公安局に通報した。2月16日、岳さんは家にたときに強制連行され、東麗留置所に拘禁された。岳さんは弁護士との面会、あるいは家族に弁護士に依頼するよう要求したが、拒否された。警官は「もしあなたを弁護する弁護士がいたら、まずその弁護士を逮捕する」と言い放った。

 岳さんは東麗留置所で1年3か月間拘禁され、2006年3月7日、天津市双口労働教養所に移送された。労働教養所では、「後悔書」を書かないという理由で、警官に20分間殴打され続け、左右のあばら骨が8本骨折した。

 岳さんは釈放後、上司が仕事の復帰を拒否し、結局、解雇された。

 2009年2月上旬、岳さんは天津を離れ、中国結合航空会社ビジネス部に勤務し、夜は招待所(政府機関、大学、軍、企業などの組織が設置する、関係者のための宿泊施設)で寝泊まりしていた。2月11日夜、地元の警官が招待所の岳さんの部屋に押し入り、法輪功の関連書籍である『転法輪』を一冊見つけ、強制的に留置した。

 審尋通知を発行しないまま、北京市労働教養委員が労働教養決定書を作成し、岳さんに対して2年6か月の労働教養処分を言い渡した。岳さんは北京市民政府に行政再議を申請したが、裁判所側は北京市610弁公室の通知を受け、法輪功学習者の行政再議に対して一切受け付けないと通知した。

 2010年2月21日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2010/1/31/217291.html

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