■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/02/22/mh251084.html 



修煉を始めて芸術センスを取り戻し、油絵大会で受賞(写真)

(明慧日本)昨年、全世界華人人物写実油絵大会で銅メダルを獲得した楊翠華さんは、2010年1月末に個展を開いた。みずみずしい蓮の花を主題とする彼女の作品は、清らかで典雅な内包を表現していたが、実は彼女の修煉と密接な関係があった。
楊翠華さんと作品


  意欲にあふれていた学生時代

  金門で育った楊さんは、幼い頃から絵の才能があった。小学1年生の時は台湾水彩大会に参加して優秀賞を獲得。2年生では、金門県中小学校写生大会で優勝した。金門高校から油絵を始め、校内美術展で優勝した。これらの経歴により、彼女は自信を持って絵を学ぶ道を歩み始めた。

 後に芸術学校の東洋画クラスに入ったが、彼女は伝統的な東洋画で創作しようとせず、いつも西洋画の要素を取り入れて表現しようとした。東洋画にあまり興味を持たないため、西洋画も成果を収めることができず、卒業後は専攻とはまったく関係のない広告撮影印刷のデザインを始めた。

  職場で挫折する

 デザインは競争が激しい仕事で、ストレスがたまり、残業が多い。結婚して子供を生んだ楊さんは忙しい生活の中で、ついに体を崩した。20年仕事をして、得たのは「これほど多くのことを犠牲にしたのに、ほんの少ししか得ていない」と言う嘆きだった。彼女は人生の意味について考え始めた。

 絵を完全に放棄していなかった彼女は、再び創作を始め、すでに有名な画家になった高校時代の友人に見てもらった。しかし、友人に「あなたは以前の芸術センスを失っている」と言われ、強烈な挫折感が彼女を襲った。

  修煉を始め、心身の状態が改善する

 彼女は運命を信じて、占いをしたりした。その頃、ある友人が彼女に運命を変えられると『転法輪』を渡した。これをきっかけに彼女は修煉を始めた。

 修煉を始めた後、彼女は下腹に法輪が回っていることを感じ、長年の間、彼女を苦しめてきた鼻のアレルギーが治った。彼女の体には、『転法輪』で述べられた反応が出始め、天目で他の空間の素晴らしい景色も見た。しかし、無神論者であった彼女は、まだ完全に心を決めかねて、1年かけてやっと『転法輪』を読み終えた。

 楊さんが最初から法輪功を拒否しなかった原因は、三つある。一つは、法輪功修煉が師を拝むなどの形式を言わないこと。もう一つは、お金を取らないので、宗教の詐欺事件を心配している彼女は安心できたこと。また三番目の理由は、法輪功には階級と貧富の概念がないので、彼女は法輪功が非常に純粋だと感じたこと。

  正法を信じ、芸術センスを取り戻す

 楊さんは『転法輪』を3回読んだ後、法理についてまだはっきり分からなかったが、「明慧ネット」で大陸の同修が書いた修煉体験を読んで多く学んだという。

 農民のある同修が、修煉を堅持するのは「固く信じているから」だと言った。楊さんは「信じないと修煉できるはずがない。私も信じてみよう」と思った。そう思った瞬間、多くの法理が分かるようになった。

 正式に法輪功の勉強を始めた彼女は、絵を書くセンスを取り戻した。彼女自身も数十年間枯渇していたセンスを取り戻したことにびっくりしたと言う。

  修煉して法理を悟る

 「千年の約束——蓮華のような心境」は、楊さんが開いた初めての美術展である。蓮華を選択した理由について、蓮華が好きな彼女は、蓮華の特長は修煉の境地を表現しているからだと答えた。

 彼女の書いた蓮華は非常に大きい。油絵でこんなに大きな蓮華を書く人はあまりない。修煉を始めた楊さんは、「ミクロ」の道理が分かり、「ミクロのものは拡大して、拡大した後、自分の問題点を見出すことができます。蓮華を拡大するとその本質が見えるようになり、見逃した部分に注目することもできます」

 彼女はずっと「霊気」と「本質」を追求してきた。異なる環境で異なる個性を持っている蓮華の特徴は、異なる社会環境でも純粋さを保っている人に似ていることを発見した彼女は、自分の作品によく蓮華を登場させた。

 受賞作品の「専心」

受賞作品の「専心」を鑑賞している観客

 2006年、楊さんは、神韻ニューヨーク芸術団が表現した純粋さと高い芸術レベルを見て、真のアーティストになるには高い基準に達しなければならないことが分かった。そのため、彼女は自分をもっと練磨して芸術レベルを高めようとした。

 「専心」は楊さんが新唐人テレビの主催した第2回全世界華人人物写実油絵大会で銅メダルを受賞した作品である。この作品は白黒で、対比する方式と逆光という難度の高い技巧を採用した。

 1年前、ルーブル美術館である年配の画家がある石膏像を書いているのを見たが、その画家が専念している姿は楊さんを感動させた。そのことに啓発された彼女は、「専心」の創作を始め、非常に順調に書き終えたという。「自分の力で書いたのではなく、神の加持があったと思います」

  修煉して心が淡白になり、絵のレベルが向上し、使命を全うする

 現在の楊さんは、絵は画家の情感の放出口ではないと分かっている。「芸術には責任と使命があります。本当に良いものを描き出して、他人に最も美しいメッセージを伝え、社会風紀を正し、道徳を向上するために頑張らなければなりません」

 修煉してから、彼女は名利に対する執着心を淡白にした。このような状態が彼女の作品のレベルを向上させた。今、彼女の作品は、誠実かつ善良な彼女自身の性格を自然に表現している。

  2010年2月22日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2010/2/21/218577.html

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