■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/02/25/mh271010.html 



国連特別報告官「個人の信仰は政府が決めることではない」

(明慧日本)国連の宗教または信条の自由に関する特別報告官・Asma Jahangir氏は、退任する前に提出した最後のレポートで、中国の信仰の現状について「宗教の教義はその宗教の信者自分が決めるべきだ」と改めて強調した。

 このレポートは、Asma氏が国連人権理事会第10回会議に提出した宗教と信仰に関するものであり、テーマは「すべての人権、民事、政治、経済、社会と文化及び発展の権利を促進し、保護する」である。レポートの原文は国連官報のホームページからダウンロードできる。(http://www2.ohchr.org/english/bodies /hrcouncil/10session/reports.htm ファイル名:A/HRC/10/8/Add.1) 

国連の特別報告官Asma Jahangir氏

 「(国連は)政府が国民の信仰を決めることに強く反対する」「有害な活動について、法律の方法で解決すべきで、国家やいかなる団体あるいは町の中で監視人を設置するなどして、個人の信仰を干渉してはならない」と、Asma氏はレポートで述べた。 

 またレポートでは、中国浙江省杭州市の金美華さんが法輪功を修煉して迫害を受けた事例が挙げられた。さらに以前のレポートでAsma氏は、河北省の法輪功修煉者が拘禁されていた期間に強姦された事実、及び甘粛省の修煉者が北京で強制連行された状況を挙げた。

 (レポート原文:http://www2.ohchr.org/english/bodies/hrcouncil /10session/reports.htm ファイル名:A/HRC/7/10/Add.1)

 Asma氏は次のように書いた。「寄せられた情報により、2005年11月24日夜、ある51歳の法輪功修煉者の女性が7人の警官に強制連行され、家宅捜査をされ、すべての法輪功の関連書籍を没収された。彼女は河北省タク州市東城坊鎮派出所へ連行された。そこで、彼女は審問され、ゴム棒で殴られ、スタンガンで電気ショックを加えられた。2005年11月25日午後2時ごろ、ある警官が彼女を別の部屋に連れて行き、彼女の服を脱がせて胸を触り、そしてスタンガンで胸に電気ショックを加えた。その後、他の1人の警官が入って彼女を強姦し、そして彼女の顔を殴った。その後、42歳のある女性が部屋に入れられ強姦された。2回の強姦事件とも、他に1人の警官がいたが、その警官は暴行を制止しなかった」

 Asma氏は「1981年の宣言は宗教を保障するだけでなく、有神論の信仰をも保障する。(いかなる国であろうと)1981年の宣言で挙げられた宗教活動を干渉してはならない。いかなる状況下でも信仰の自由に干渉してはならず、強制的に信仰させてはならない」と強調した。

 2010年2月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/2/21/218574.html

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