■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/02/27/mh013141.html 



内に向かって探した体験

文/中国の大法弟子

(明慧日本)私と妻はともに大法を修煉しています。つまり、同修です。修煉の道で、私たちは精進している同修と比べるとまだまだ及びませんが、8年間ぐらいの修煉で私たちは「三つのこと」を行い、修煉者としての幸せを感じました。

 最近、一つの出来事から、内に向かって探すこと、自分を修めることが心身ともに変化をもたらすという体験をしました。それを書き出して同修と分かち合いたいと思います。

 去年、私たち夫婦は孫の世話をするため、大都市に住む息子の家に行きました。師父の全ての説法、『洪吟』、『転法輪』、煉功用のMP3などを持って行きました。自宅にいるとき、私たちは学法グループに参加していたので、息子の家に行くと二人だけの学法グループになります。

 息子の家で毎日、孫の世話や料理、家事をして、学法、煉功と発正念を堅持していました。地元の同修と連絡が取れなかったため、大法の真相資料や『明慧週刊』を地元の同修からもらわなければなりません。

 そして、私は地元の自宅に戻って5日目の2010年1月15日、妻と電話をしました。妻は、ご飯を作るとき指にやけどをし、そのうえ、くしゃみ、鼻水、寒気などの症状が現れ、それからとても強烈な常人の心も出てきました。家の二つの電球も相次ぎ切れてしまう事も起き、自分の修煉状況が良くないと言いました。

 話を聞いた後、私は「朝早起きして煉功していますか? 毎日大法を勉強していますか?」と聞き、「煉功をしていますが、学法をあまりしていません」と答えました。「では、私たちはその原因を探るべきですね」と私は言いました。

 電話を切った後、私は内に向かって良くない所を探し始めました。毎日、法を学んでいるし、朝の煉功(全世界の大法弟子が同時に煉功)に遅れるとき、一式の功法に間に合わないと、昼に必ずその功法を補い、一日4回の発正念もきちんと行っていますが、「どこに漏れがあり、旧勢力と邪悪に隙に乗じられ、同修(妻)に妨害と迫害を加えられたのか」と考えました。

 その後、発正念の時間になって、私は正念を発して、ともに「私と妻は大法の修煉者であり、どんな漏れがあっても、私たちは師父が見守ってくださっているから、決して旧勢力からの迫害を許しません。妻の背後にある邪悪な要素を徹底的に取り除きます。妻が修煉者としての正念が強まるように」との一念を加えました。

 正念を発した後、内に向かって探し続けました。深く掘り込んで探したら、自分も驚きました。私自身は学法、煉功を精進していると思い込んでいますが、実は利己的で、強い私心の下で行っていました。確かに学法の時に眠くなったり、煉功の時に腰痛、腹痛が起きたりしていました。それは「学法、煉功の基点がまちがっているからだ」と認識できました。

 私は自分の学法、煉功のことだけを考え、同修である妻の学法、煉功の時間を考えていませんでした。例えば、孫の世話で妻が手を回せないとき、手伝ってほしいと言うと、私は不本意で文句ばかり言いました。私の学法、煉功を遅らせたなどと、妻に対する不満をもらしました。時に、修煉者としての善の心をまったく忘れてしまい、妻に対して怒り出したこともあります。

 今、考えみると、他人のことを考慮せず、修煉者の状態ではない行為でした。これは旧勢力に按排された道を歩んでいたのではありませんか! 本当に危険な状態でした。私はその上、強い顕示心、闘争心なども探し出しました。妻は学校へあまり行けなかったため、私のほうがずっと法に対する理解が上であると思い込んでいました。

 ですから、一緒に法を学ぶとき、妻は法の勉強で自分を向上させるため、法に対する理解を話したがると、私はすぐに「あなたは法を読むスピードが遅いし、学法が進まないではないか」という理由で、妻の話を聞きませんでした。そして、自分が法を上手に読めて、速く読めることを顕示しました。時に二人で争い、不愉快で終わることも多かったのです。そして、私たちは別々に学法し、法理上で高まることができませんでした。旧勢力にこの隙に乗じられました。これは、すでに師父がおっしゃった修煉者の基準と逆行しています。

 師父は「日頃いつも慈悲の心を保ち、善をもって人に接し、何かをする時にはいつも他人のことを考え、問題が起きた時はいつも他人がそれに耐えられるかどうか、他人を傷つけることはないかを考えていれば、何の問題も起こりません」(『転法輪』)とおっしゃいました。私は師父に教わった通りに行わないため、問題が起こりました。

 妻のことを考えず、自分にだけ学法の時間を与え、妻が学法する時間があまりなく、落ち着いて学法ができないのです。旧勢力はすぐに、私たちの間の隙に乗じて妻(同修)を迫害しようとしたのです。

 これらの執着心を見つけたとき、突然、「実は今でも法の勉強をおろそかにしている学習者がいます。法の勉強が良くできるかどうかは皆さんが圓満成就に向かっていくための根本的な保証であり、脱皮することのできる根本的な保証でもあります」(『各地の説法四』・2003年アトランタ法会での説法)と頭の中に師父の説法が現れました。

 ここ数年で私は、法を多く学んだと言えますが、良く学びませんでした。ですから、法に基づいていろいろなことを行えませんでした。今回の出来事で、深く内に向かって探すことによって、長年にわたりとても深くに隠れている私心、顕示心、闘争心、名利心、利益と欲望の心などが見つかりました。

 私はこれらの執着心を漏れなく取り除くと決意しました。これから、妻のやることを分担して、妻に時間を与え、法を多く学べるように、私たちは共に法に基づき、向上できるようにしたいと思っています。

 他人が優先で自分は後、という新しい宇宙の法理が認識できたとき、私心が消えました。そして、暖かいものがすぐに全身に流れたように、言葉で表現できないほどの感覚を感じました。

 朝の煉功の時に、心身ともに変化が起こりました。腰、足の痛みや静功のときの居眠りが一切なくなりました。とても元気で、全身がリラックスしている感じでした。私は、内に向かって探すパワーを本当に体験しました。翌日、再び妻に電話をすると、妻も昨日の症状がすべて消えたと教えてくれました。

 この出来事を通して、「もし、同修が消業・難関・トラブルに遭ったとき、周りの同修はまず自分と関係があると考え、内に向かって探したほうが良い」というのが、私の体得です。

 もし、関係ある執着心を探し出し、その執着心を取り除く決心をして、慈悲と善の心をもって同修に接すれば、すべての問題は必ず解決できます。

 2010年2月27日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/2/4/217521.html

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