日本明慧
■印刷版   

真の念が生じる時には、みな威力は強大


文/中国の大法弟子

(明慧日本)私は1998年10月、法輪功の修煉を始めました。2007年の旧暦の大晦日の夜、法輪功の真相を伝えたとして、現地の警察により強制連行され、労働教養所に2年間も入れられました。

 刑務所内で、「転向」せず、「三書」も書かずにした私が、警官から酷い迫害を受けました。警察と指示された囚人などによる長期にわたる手錠を嵌められたり、滅多打ちにされ、数日連続して寝させず、凍らせる刑にされたり、また非常に小さく固い椅子に長時間に座らせたりされました。

 それでも、私の法輪功への信仰を変えることが出来なかったのです。危険に迫ってくるとき、自分が大法弟子であり、師父の法身がいつも私の近くで見守ってくださっていると考えました。師父が『精進要旨ニ』の中の「大法弟子の正念は威力あるものである」の中で「真の念が生じる時には、みな威力は強大です」と仰いました。私はその威力を体験しました。

 毎度、警察が私に手錠を嵌める度、私は心の中で「手錠よ、あなたは警察に言われるままに大法弟子を迫害する道具にならないように」と思うと、嵌められた手錠が自動的に外れました。

 ある日、警察は私の手を暖房用具に嵌めたのです。そのとき、私は「煉功する」という一念を生じ、はめられたままに「弥勒伸腰」動作して両手を上に伸ばすと、暖房用具と繋がっていた手錠がゴムのように伸びたのです。両手を戻すと、伸ばした手錠がゆっくりと縮めてもとの姿に戻りました。

 ある厳冬の日、警官が痛めつけた私をトイレに連れて行き、私の手を私の身長より高い暖房用具に縛りつけ暖めました。すぐ全身が大粒の汗を掻き始め、すると、警官が暖房を止めて、私に服を脱がせてから、トイレの窓を開け、冷たい風に吹かれたままにさせられた私が、すぐ凍りそうになり、全身がガタガタと震えました。

 このとき、私は吹いてくる北風と交流し始めました。「北風よ、あなたは警察に協力して私を凍らせないでください。大法弟子にこのようなことをしてはよくない。私達は皆大法のためにやってきたから、あなたも将来、大法を修煉して良い将来を選択するように祈る」と思った途端、冷たい北風が身体に当たって通り過ぎると、身体中が暖かく感じました。

 またある時、私はトイレの中の一角に4日4晩嵌め続けられました。その間、一度もトイレに行かせてもらえなかったのです。最初のとき、お腹が脹れて警官に手錠を外すよう申し出たが、拒否されました。

 なぜ、警官がトイレに行かせなかったのだろうと、私は内に向って探し始めました。常人の理から見ると、私は迫害を受けているだけに見えたのですが、実は、この方法で私に修煉を放棄させるのが目的だったのです。私は大法弟子なので、師父が居られるし、法もあります。1人ひとりの大法弟子には師父が与えてくださった神通力があり、なぜ今、それを使わないでいるのですか? 神通力を使って大小便を別の空間から排泄するようにすればいいのだと思うと、大小便が本当に別の空間から排泄できたと感じ、脹れたお腹も脹れなくなりました。

 師父のご加護の下で、難儀が通り過ぎました。当時の私は迫害を承認したため、自分の難儀を大きくしたわけです。正念を持って制止しなかったせいで、警察の罪をも増大させてしまったのです。もし当時、私が法に基づいて、迫害を前にして動じせず、迫害を否定し続け、或いは拷問の実行者に神通力を使って警告したりしたら、きっと別の結果になるはずだと、今になって思ったのです。

 如何なる状況と出遭っても、師父と大法を固く信じ続け、一時も自分が大法弟子であることを忘れず、人心を使わず、真の念を生じると、人と神の区別が正にその一瞬の出来事です。これを伝えたくてこの体験を書き出しました。

 2010年3月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/2/27/218922.html

■関連文章