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香港の法輪功修煉者が上海で9カ月拘禁され、家族が救援を求める

(明慧日本)香港籍の法輪功修煉者・李燿華さんと娘の張軼博さんは2009年6月4日に上海徐匯区で田林派出所や「610弁公室」、国保大隊に強制連行された。現在、2人は上海徐匯留置場で9カ月ほども拘禁されており、この案件はずっと審理されていない。一方、同施設で拘禁されている修煉者の中には張勤さん、盧玉芝さん、葉颖さん親子もいる。

 李さん親子は拘禁され、夫の張建功さんも勤め先で何度も警官に嫌がらせをされた。また、去年11月中旬、アメリカのオバマ大統領が中国での訪問期間、公安当局は数人の警官に張さんを監視させていた。警官のひどい嫌がらせに耐えられないため、勤務先は張さんを解雇した。

 李さんの父親(91歳)は娘や孫のため、当局の各機関に行き釈放を求めたものの、釈放されなかった。

 李さんの息子・張軼淵さんはアメリカのカリフォルニア大学のロサンゼルス分校の学生で、海外で母親の救出を各界に呼びかけた。そのため、カリフォルニア州の下議院のChuck DeVore議員とVanTran議員が、中国上海市の韓正市長、アメリカのオバマ大統領に手紙を送り、中共当局に李さん親子を釈放するよう要求した。また、去年11月、李さんの祖父と息子は台湾で合わせて、政府部門の陸委会、海基会、法務部に救援を求めた。これで、田秋堇氏、陳亭妃氏、潘孟安氏など数人の立法委員の関心を集めた。

 上海当局は各界からプレッシャーをかけられ、今年2月初めに李さん親子の案件を審理しはじめた。しかし、徐匯区の検察官・徐震輝は李さんに減刑を条件に、罪のない李さんに罪を認めさせようとした。

 張さんは「中共当局は新年の団らんを望む気持ちを利用して母親に罪を認めさせようと勧誘した。この手口は非常に邪悪だ」と述べた。彼は一刻も早く母親と妹を釈放できるように国際社会に救援を求め続ける。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年3月2日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/2/28/219000.html

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