■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/03/06/mh084931.html 



修煉には厳粛に対処すべし

文/中国の大法弟子

(明慧日本)法輪功の真相資料を作製するために、同修は中古のパソコンを私に譲ってくれました。そのパソコンはかなりの年代物で、技術員の話によると、ずっと以前のタイプで、今はほとんど使用されていないそうです。しかし、私が神韻のDVDを観たり、インターネットに繋いだり、資料作りに使うと、早くて効率的で調子はよかったのです。しかし、ただ一つの問題がありました。もし、私が何かに執着すると、開くことが出来なくなり、内に向って探し、執着を取り除けば、パソコンはまた正常に戻ります。

 例えば、ある時、人心が生じて、「誰それはとても悪い」と思うと、パソコンを開いても起動せず、この一念を取り除くと、忽ち起動することができました。このようなことに何回も出遭いました。ところが、私はなぜ、このようなことが度々現れてくるのに反省し、厳粛に対処していないのか、考えもしなかったのです。逆に、同修に自慢げに話していました。「私のパソコンは私の修煉に対してよく注意してくれます。私に良くない考えがあれば、毎度、必ずなんらかの形で注意してくれます」

 私は長い間、執着心を取り除くことが出来ないまましていたので、夫とトラブルを起こした時、とうとうきつい言葉で言い返してしまったのです。その後、パソコンを開こうとしても、いくらやっても起動出来ません。私は以前の方法も使い、師父に謝ったりしても効き目はなかったのです。仕方なく、自分で修理してみようと思ったのですが、うっかりしてコンセントと繋がっているコードを引っ張って切れてしまいました。気持ちが一気にどん底に陥りました。法輪功の真相資料を少し作ろうと思っていたのですが、出来なくなりました。

 会社に戻って、同修の電話を受け、田舎の同修から一元の紙幣を沢山持って来たので、今日、取りに来て欲しいということでした。私はパソコンが壊れて紙幣に真相を印刷できないと答えました。私は仕事を持っており、休日でなければ修理する時間がないため、修理は次週になります。こうなると、自分が使えないだけでなく、周りの同修にも迷惑をかけることになります。

 このことを通して、私は一つのことを思い付きました。それは修煉の過程で、時に自身を厳しく律することが出来ないということです。典型的なのは、師父の慈悲を大事にしていないことです。間違いを犯すと、師父に許しを請い、許していただければ、次にまた同様な過ちを犯してしまうのです。同じことを繰り返しているうちに、自分さえ過ちを気にしなくなり、「どうせ、師父が許してくださるだろう」と思い込んでしまいます。

 しかし、私たちは重要なことを忘れていたのです。私達が過ちを犯すたびに、衆生の救い済度に対し、補うことのできない損失もたらしてしまうことです。

 修煉は厳粛なことであり、過ちが大きければ、これは汚点となり、しかも、洗い落とすこともできません。さらに大きければ、修煉の機縁を失ってしまいます。私の周りにこのような同修がいました。10数年も修煉してきたのに、自己を修めることが出来ないようで、三つのことを行っても形式的で、真に修煉していないようでした。

 修煉の過程に起きた関門をしっかりと乗り越えず、重視もしていなければ、以後、その関門を乗り越えることができなくなります。さらに、自分はこの方面において向上すべきだという認識さえもできなくなります。

 私の周りのある同修が、指摘されるとすぐ爆発してしまい、師父がこれについて法を説かれたにもかかわらず、重く見ることができず、今なお、自分のことを指摘されると、怒りを抑えられないようです。

 ある同修はトラブルに出遭うと、トラブルだけに目を留め、内に向かって探そうとしません。未だに、この同修はこのような状態にいるのです。

 ある同修は厳正声明に対して厳粛な態度を持っておらず、繰り返し妥協し、繰り返し声明を発表していました。またある同修は警察と接触する前に、すでに声明を書き上げて用意しているのです。警察署などで妥協すれば、声明を発表するよう同修に頼んでおきました。この同修の体の老化現象は目を見張るほど進んでおり、完全に恐怖心に包まれているような感じでした。

 これらすべては修煉を厳粛に思っていない行いです。

 私もこの方面において過ちを起こしたことがあります。この経験を書いたのは、同修達がこのことに対し、重視するよう望んでいるからです。自身をよく修め、乗り越えるべき関門を次回に回さないように、もし、心性を守れなければ、厳粛な態度で対処し、気を緩めてはなりません。佛法を修煉すれば「関という関はすべて闖(こ)えるべし」『洪吟』の中の「その心志を苦しめる」は、よりよく衆生を救い済度するためにあるのです。

 個人の悟りです。間違いがあれば、ご指摘をお願いします。

 2010年3月6日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/3/5/219244.html

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