弁護士が無罪を弁護、裁判所で百人以上の警官が厳戒態勢
(明慧日本)葫芦島市連山区裁判所で2010年2月7日、遼寧省に在住の法輪功修煉者・于海洋さん(40歳男性)に対する裁判が行われた。北京から来た弁護士が無罪を弁護した。警察側は大勢の警官を動員し、パトカー数十台、防弾車2台両、警官数百人を出動した。
于海洋さんはかつて交通事故で体に障害をもっていたが、法輪功を修煉してから、身体が回復した。1999年7.20以来、地元の派出所から嫌がらせを受けたため、路頭に迷う生活を強いられた。
2009年5月8日、仕事中に于さん夫婦は公安局の警官に強制連行された。その後、検察院が逮捕するに至らないので夫婦二人を釈放した。
2009年6月9日、于海洋さんと妻・李鳳春さんは国家保安大隊に以前没収された私物と現金4800元を返すよう手紙を送って求めた。しかし、警官が私服警官に指示し、于さんを殴打させ、さらに連行しようとした。李鳳春さんはその場を逃れた。
于さんは北京の弁護士に弁護を依頼した。2009年12月11日に裁判が行われる予定だったが、その後、引き延ばされたままだった。
2010年2月7日、家族に通知もないまま、突然裁判が行われた。于さんは8か月の不当判決を言い渡された。裁判所の中と外は警官であふれていた。裁判所の周囲の通行人は、私服警官に質問されていた。
北京から来た弁護士・蘭志学さん、張傳利さんは于さんの無罪を弁護した。法廷で弁護士は、犯罪の根拠となるいかなる証拠もないと主張し、手紙に関しては、弁護士は、この手紙は于さんの公安機関に対する基本的な訴えだとした。于さんは没収された4800元を返すように要求したため、連行され、裁判に至った。
信仰の自由は中国の法律で守られている。国民は信仰の自由があり、法律は行為を裁くが、思想に対して罪を着せてはならないと弁護士は述べた。
最後に、裁判長・李徳海は閉廷後に合議すると通知した。
2010年3月9日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/2/28/218978.html)
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