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考えを変えれば、慈悲の心が生じる

(明慧日本)ある日、私はA同修と田舎にいる女性のB同修のところに行きました。彼女はこの数年、夫が彼女の修煉を阻んでおり、最近はもっと厳しくなって離婚せざるを得ないと話しました。同修は話すとき夫のことを恨んでいるように感じました。

 A同修は穏やかに話しました。「あなたはもうすぐ向上できます。これは良い事ですね。修煉の中で良いことも、悪いことも全部異なる次元の異なる状態です。あなたはここまで修煉してきて、家庭や夫に対する観念を捨てる必要があります。例えば、夫に対する恨みの心などをあなたが捨てれば、向上するのではありませんか?」 話を聞いてB同修も頷きました。

 A同修は続いて、「師父はわれわれに相は心から生じるという理を教えてくださいました。内に向かって探して、多く学法をして、自分の考えを変えてみてください。『実は物質と精神は同一のものです』(『転法輪』)心性が向上したら夫も変わるはずです。あなたは大法の修煉をしたから夫と離婚しようとしています。それは、直接ではないですが大法弟子を迫害しているのではありませんか。彼の将来はどうなりますか。あなたと夫婦になったのも彼の縁ですが、これで離婚してしまったら、彼はどうなりますか?」

 B同修は聞いてから「確かに自分の問題でした。今日あなたたちと出会ってよかったです。私は法を多く学ばなければなりません」と話しました。

 もう一つの出来事ですが、先週交流会で、同修の張姉さんは自分のことを話して同修に助けを求めました。張姉さんには妹がいて、数年前張さんのおかげで大法の修煉を始めて、非常に精進してきました。妹には2人の子供がいて、最初はお母さんの修煉に反対しませんでしたが、後になって反対を始めて、それは張さんのせいだと恨みました。

 張さんは話す時、妹の子供達には、邪悪の要素があると話しました。

 他の同修は「私達は慈悲の心を修めるべきです。子供たちが良くないと思うべきではありません。この2人の若者は何とかわいそうではありませんか? 彼らは親の修煉を阻んでいますが、そうなると、かれらはどこへ行くでしょうか。彼らのために考えるべきで、衆生のために責任を取るべきです」 張さんは「何回も話しましたが聞いてくれませんでした」と話し、同修は続いて話しました。「彼らが聞き入れない時、あなたの心理状態は穏やかでしたか? それとも恨む心がありましたか。師父はわれわれに慈悲で邪悪を解体する法理を教えてくださいました」

 張姉さんは穏やかに頷きました。「自分を探すべきだと分かりましたが、胸のつかえが下りませんでした。今はすっきりしました」

 この二つの出来事は非常に感慨深いものでした。人の考えに従って考えれば考えるほど、腹が立つようになります。私達は相手のことを考えて、穏やかに、慈悲を表すべきです。毎日学法、煉功、発正念、人を救うことはやっていますが、内に向かって修め、衆生のために考えることが常に抜け落ちてしまいます。私達は法を多く学んでこそ、自分をよく修め、衆生を救うことができます。

 自分のわずかの悟りで、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

  2010年3月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/3/13/219722.html

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