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内に向かって探すことの不思議さ

（明慧日本）この数日、真相を伝えるDVDを複製する際に、母はいつも質が悪い、再生できないものもあれば、壊れているものもあると言いました。私は、複製機械・DVD・ソフトウエアまで一通り調べてみましたが、原因が見つかりませんでした。そこで私は、同修である母に対し叱責を始めました。母も私の方こそ内に向かって探していない、外に向けて探していると言いました。母の話を聞いた私は悔しくて、心の中で「母が複製作業した時に壊したのに、なぜ私が内に向かって探さなければならないのか」と思いました。そして母と言い争って、その場を離れました。

　 このような口げんかを数回繰り返したのち、私は気づきました。私のどこかが間違っているから、母がこのように反感を持ち始めたのではないかと考えました。そして私は内に向かって探してみました。私はこの数日、別のことに忙殺され、DVD複製作業を母に任せきりでした。自分に時間がある時でも交替せず、いつも自分には次の仕事が待っているのだから、しっかり体調を整えておかなければと、自己中心的に考えていました。母から、複製したDVD の質が悪いと言われた時も、内に向かって探さず、逆に母を責めていました。原因を探した時も、真に問題を解決したいのではなく、心の奥に良くないものが隠れており、責任を逃れようとしていたのです。母に対しても、善の心で指摘したのではなく、たくさんの理屈を並べ、高圧的に内に向けて探すべきだと責めたので、母は不満を感じたのです。私の心が不純なため、母と一体になれなかったのです。

　 自分の良くない考えが見つかり、心理状態を整え、DVD複製の仕事を積極的に引き受けたことで、DVD の質は良くなりました。私が内に向かって探すという素晴らしさに感心している最中に、母から小さな声で「何か問題があるの」と聞かれました。私は笑顔で「機械には問題はありませんよ。問題があるのは自分の心です」と言いながら、指で自分の胸を指しました。このとき母も力が抜けたかのように、軽やかに笑いました。

　 2010年3月17日

（中国語：http://minghui.org/mh/articles/2010/3/17/219920.html）