山東省:迫害され一家離散、娘は精神異常
(明慧日本)山東省東営市の法輪功修練者・黄娟さんは、中国共産党(以下、中共)の法輪功に対する残酷な迫害の中、ひどい精神的ショックを受けたため、精神異常になり、家出をするようになったという。
2010年3月1日の夜、意識のはっきりしない黄さんは、家出をした。家から3キロ離れたところで、東営区勝円派出所の巡回警官に発見されて尋問を受け、黄さんが持っていたカバンを検査された。警官は、カバンの中の法輪功の関連書籍を見つけ、すぐに黄さんを国保大隊に連行した。3月2日、東営市公安局は黄さんを東営市留置場に入れ、黄さんの自宅も家宅捜査した。黄さんは拘留書と家宅捜査書にサインするのを拒否した。
黄娟さん(20)は、1998年9歳のときに両親と一緒に法輪功の修煉を始めた。一家で修煉していたので幸せな家庭だった。しかし、1999年7.20以後、一家は中共の迫害を受けた。
黄さんの父親・黄文強さんは黄河油井会社の職員。北京へ行き、法輪功の真相を伝えたたけで、警官に連行され、地元に戻された。そして、電柱に縛られ、最も寒い時期には靴を脱がされ、素足のまま室外で昼夜問わず過ごさせられた。その後、黄文強さんは何度も「洗脳班」に入れられ、労働教養3年の処分を下された。中共の残酷な迫害の下で、黄文強さんは信仰を放棄した。
黄さんの母・呉素瓊さんは、法輪功を修煉したというだけの理由で、数回にわたって連行された。北京五輪の前、呉さんは済南留置場と王村洗脳班に入れられ、酷い迫害を受けた。しかし、呉さんは法輪功の信仰を堅持している。呉さんアルバイトをして娘と二人で生活を支えている。娘の黄さんも済南留置場と洗脳班を入れられたため、学校に行けなくなった。生活を維持するため、黄さんもアルバイトを始めたが、すぐ解雇されてしまい、現在も母親のほんの少しの収入で生活を維持している。
このような迫害を受け、黄さんは心身とも深刻なダメージを受け、精神異常になり、常に家出をするという。さらに、1カ月前から、父親が離婚裁判を起こした。4月1日に開廷が決まったことで、黄さんはいっそうショックを受け、3月1日に家出をした。
2010年3月17日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/3/16/219895.html)
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