|
アメリカ合衆国下院605号決議案、中国共産党による法輪功への迫害の即時停止を要求
（明慧日本）アメリカ合衆国下院605号決議案は、賛成412票、反対1票で、中国の法輪功修煉者に対する迫害停止要求がほぼ満場一致で可決された。決議案は、中国政権に対して「法輪功修煉者に対する迫害・威嚇・監禁・拷問の活動を即座に停止し、法輪功撲滅を委託され法廷権限外に置かれた機密機関610弁公室を即座に廃止すること」を要求した。
605号決議案には、「過去10年の間、自らの信念を手放さなかったがゆえに、迫害、恐喝、監禁、拷問、そして死亡した法輪功修煉者、並びに修煉者の家族に対して同情を表す」と明記されている。また、決議案では、アメリカ合衆国大統領及び国会議員は法輪功が迫害を受けている事実について、公に法輪功修煉者と面会し、信仰の自由がアメリカ合衆国の基本的原則であることを明示すべきとしている。
米議会の外務委員会のメンバーであるイリアナ・ロス・レーティネン下院議員(フロリダ州・共和党) が、決議案を作成した。
「法輪功は、真・善・忍に基づく精神修養です。これらの罪のない人々が、苛酷な中国政権の標的にされています。凶悪な策略には、法輪功修煉者の臓器を摘出すること、米国に居住している修煉者に対しても暴力的いやがらせを行うことなどが含まれています」と、レーティネン議員は声明を出している。
下院605号決議案（和訳）
中国共産党による10年間にわたる法輪功修煉者への迫害が未だに継続していることについて、ただちに迫害を停止させ、法輪功修煉者に対する恐喝、拘禁、拷問による迫害を停止するように要求する。
法輪功は李洪志先生によって伝えだされた中国伝統の功法であり、座禅と動功を有し、真・善・忍の原則に基づき、日常生活の道徳を指導していることに鑑みて、
2008年度の報告によると、1999年代、数千万の中国の人々が法輪功を修煉していた。中国共産党による法輪功への迫害が続く中、中国国内で未だに数百万人が法輪功を修煉している。その他の西洋のマスコミの統計によると、中国の法輪功修煉者は未だに数千万人いるということを鑑みて、
1996年、法輪功の書籍は中国での出版が禁じられ、中国国営のマスコミが法輪功の名誉を毀損する放送をし始めたことに鑑みて、
1999年、中国の警官が公園で煉功する法輪功修煉者たちを妨害し始め、加えて法輪功修煉者の家宅捜査を始めたことに鑑みて、
1999年4月25日、1万以上の法輪功修煉者が北京で陳情し、拘束された法輪功修煉者の釈放を要求し、法輪功の書籍の出版許可及び法輪功修煉者の煉功の自由を許可するように要求したことに鑑みて、
朱鎔基首相が拘束されている法輪功修煉者の釈放に同意したのち、中国共産党の江沢民主席が朱鎔基を非難し、法輪功への迫害の指示を下したことに鑑みて、
1999年6月、江沢民の指示の下で成立した、法律をも凌駕する610弁公室が、法輪功に対する迫害を始めたことに鑑みて、
1999年7月、警察が法輪功修煉者への逮捕が始まったことに鑑みて、
1999年7.20、中国国営マスコミが法輪功を貶す放送が始まったことに鑑みて、
西洋のマスコミの報道によると1999年10月、江沢民が法輪功を邪教と決め付けたことに鑑みて、
中国共産党当局が過去10年間の中で、世界中の人的資源と物的資源を投入し、長期的に法輪功を陥れてきたことに鑑みて、
2004年10月10日、米下院議会は中国及び米国での法輪功への迫害に関する304号決議を通過した。当該決議案では中国共産党政権が米国においても、法輪功と民主化団体の運動を無力化しようと企てたことに鑑みて、
2005年10月18日、中国の人権弁護士・高智晟氏の中国共産党・胡錦涛主席と温家宝首相宛の手紙の中で、法輪功への迫害停止を呼びかけたことが原因で、高智晟弁護士の事務所が閉鎖され、弁護士としての証明書類も取り上げられた。中国共産党は高智晟弁護士が去年2月4日以降から行方不明となっている事件と直接関連していることに鑑みて、
国連拷問特別調査委員会が2008年12月12日に発行した中国に関する調査報告によると、中国共産党は直ちに法輪功修煉者が受けている拷問及び臓器狩りに関連した報告を調査し、これらの迫害行為を行った犯罪者らへの適切な司法処置を施すべきと指摘したことに鑑みて、
アムネスティ・インターナショナルの2008年度の報告によると、法輪功修煉者が拘禁されている間に拷問と虐待を受けている可能性が極めて高いと指摘している。2007年、百人以上の法輪功修煉者が拘禁期間中に、拷問、虐待などに起因して死亡したことに鑑みて、
2008年におけるアメリカ国務省の中国人権に関する報告によると、中国の労働教養所で拘禁されている25万人の受刑者のうち、少なくとも半数は法輪功修煉者であると指摘している。さらに、海外の法輪功修煉者の統計によると、拘禁されている法輪功修煉者がもっと多くいることに鑑みて、
アメリカ連邦議会の2008年報告によると、2008年度北京オリンピック開催前の数ヶ月間、中国共産党による9年間続いた法輪功への迫害がさらにエスカレートしたことに鑑みて、
中国共産党がファイアウォールの技術を通して、法輪功修煉者のウェブサイトを封鎖していることに鑑みて、
『ニューヨークタイムズ』2009年4月の記事によると、過去の1年間、8000人の法輪功修煉者が拘禁され、少なくとも100人の法輪功修煉者が拘禁期間中に死亡したと、人権専門家が統計を発表したことに鑑みて、
ここにおいて、下院は
(1) 過去10年の間、自らの信念を手放さなかったがゆえに、迫害、恐喝、監禁、拷問、そして死亡した法輪功修煉者、並びに修煉者の家族に対して同情を表す。
(2) 法輪功修煉者に対する迫害・威嚇・監禁・拷問の活動を即座に停止し、法輪功撲滅を委託され法廷権限外に置かれた機密機関610弁公室の即座の廃止を要求する。
(3) アメリカ合衆国大統領及び国会議員は法輪功が迫害を受けている事実について、公に法輪功修煉者と面会し、信仰の自由がアメリカ合衆国の基本的原則であることを明示するよう要求する。
2010年3月18日
（中国語：http://minghui.org/mh/articles/2010/3/17/219973.html）
|
