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国連シンポジウム:江沢民起訴、薬物による法輪功迫害について討議

(明慧日本)国連協会サンティアゴ分会は2010年3月17日、ジュネーブの国連でシンポジウムを行い、アルゼンチン裁判所での江沢民起訴関連の法律問題と中共が薬物で法輪功修煉者の心身を迫害し、思考および信仰と良知を保つ能力を破壊していることについて討議した。

 アルゼンチン連邦裁判所が出した逮捕状は意義重大

 2009年12月17日、アルゼンチン連邦裁判所のラマードリッド裁判官は、ジェノサイドと拷問罪により、中共前総書記・江沢民、前政法委書記および610弁公室リーダー・羅幹に逮捕状を発行した。

 ラマードリッド裁判官もこのシンポジウムに参加し、江沢民らの裁判は重大な意義があると語った。「世界のどこでも、誰でも人権を主張すべきだ。誰でも司法から守られる権利があり、とりわけジェノサイドが発生している時に、どの国の裁判所もこのような案件を調査すべきだ。そして、ジェノサイド犯罪者の所在国は、いかなる理由でも他国の裁判所の司法を干渉してはならない。もし、国際的なジェノサイドならば、国際的協力が必要で、国際刑事警察の介入が必要だ。そして、ジェノサイド案件を審理する際に、政治や経済を考慮すべきではない」

 ラマードリッド裁判官はさらに次のように指摘した。アルゼンチン裁判所が江沢民らに逮捕状を出したのは、重大な意義がある。事情により、国内で本国または他国の前指導者のジェノサイドを裁判することができない国が少なくない。しかし、アルゼンチンでは実行できたため、他国もならって実行しうるはずだ。これはまるで雪だるま式のようなもので、我々は最初に小さい雪の塊を転がしたが、ますます大きくなるのである。

 迫害の中で迫害者を告訴することは未曾有の善の行い

 国連協会サンティアゴ分会の陳師衆氏は、このシンポジウムの意義を他の視点から語った。「これまで、ナチス戦犯、ユーゴスラビア戦犯、ルワンダとカンボジアのジェノサイドなどに対する国際裁判があったが、これらはいずれも迫害が終わった後に行われたものである。しかし現在、法輪功迫害に関して世界で行われている裁判は、迫害のまっただ中で行われているものなのである。世界の人々は、法輪功修煉者たちの慈善の行いを見て立ち上がり、彼らを支持するようになった。二つの正義の勢いが合流したが、これはきわめてすぐれた発端であり、中国国内でなお法輪功修煉者を迫害している人々への警告となるのである」

 「なぜ、国際法に違反する人権侵害の問題が、中国で大量に発生しているのか、これはきわめて重要な国際問題である。国際社会は長期にわたって、このような犯罪を見て見ぬふりをしてきたため、この犯罪は続けられているのだ。もし、この政権が崩壊した後に、刑事責任を追及すればあまりにも遅い。多くの命や財産が失われてしまうからだ。したがって、法輪功修煉者がこのような告訴をするのも、今後の手本となったのである」

 良知に対する迫害は全人類を迫害すること

 このシンポジウムのもう一つの議題は、中共が薬物を使用して法輪功修煉者の身体、思考、信仰の能力および良識を破壊することである。陳師衆氏は、「良知は人間として根本的なものである。よって、良知に対する迫害は全人類を迫害することであり、人類の一員として、すべての政府、すべての人々がこれら(迫害)を制止すべきだ」と呼びかけた。

 シンポジウム会場で、ある参加者が自ら手を挙げて感想を述べた。「これまで、私は法輪功修煉者に対して先入観があった。しかし、今日のシンポジウムを通じて、わたしは法輪功の実情、そして彼らの被害状況を知った。今、わたしは法輪功修煉者に対する偏見がなくなったばかりではなく、彼らに同情するようになった」

 2010年3月23日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/3/21/220202.html

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