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米Google、中国での検閲停止を発表

(明慧日本)米Google(グーグル)は3月22日、中国本土のサイト「Google.cn」の検索サービスを停止すると発表した。グーグルは「中国政府が私たちの決断を尊重することを切に希望する」と表明した。

 VOA(ボイス・オブ・アメリカ)3月22日の報道によると、グーグル社の最高法務責任者(CLO)デビッド・ドラモンド氏(David Drummond)は次の声明を発表した。「Google.cn」で提供されていたGoogle検索、ニュース検索、画像検索サービスを停止し、「Google.cn」に入ると香港のサーバー「google.com.hk」に転送され、検閲のないサービスが利用できる。このサイトは中国本土の利用者のために中国語簡体字で表示されている。

 このサイトのトップページに入ると「ようこそ、Google検索中国の新しい家へ」の文字が見える。しかし、中国本土のユーザーが新しい中国語Googleを使用するとき、サイトのトップページには入れるが、「64」や「天安門」などの敏感な言葉を入力すると検索結果が出てこない。この新しいサイトでもすでに検索内容がブロックされた様子。

 アメリカ国家安全保障会議のマイク・ハマー報道官は、ネット上の自由を尊重し、検閲に反対する米政府の立場をあらためて表明した。

 グーグルによると、香港から中国国内でサービスを提供することは「完全に合法的」だという。これにより中国国民が、より多くの情報を手に入れることができる。

 グーグルは「中国政府が私たちの決断を尊重することを切に希望します。同政府が私たちのサービスへのアクセスをいつでも阻止できることは、充分承知しています。アクセス問題は、今後注意深く監視していきます」と示している。

 2010年3月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/3/23/220314.html

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