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外資系企業マネージャーが8カ月拘禁される

(明慧日本)米リーマンブラザーズの中国東北地区のマネージャー・于洋さんは、中国共産党に迫害された法輪功修煉者に弁護士を紹介し、無罪を弁護したとして、中国共産党に迫害された。2009年7月14日、瀋陽鉄西区国家保安大隊に強制連行され、1年9カ月の拘禁を科され、瀋新労働教養所に拘禁された。于さんは8カ月間あまり拘禁されたのち、断食をして迫害に抗議したため、身体が極度に衰弱した。現在は家で休養を取っている。

于洋さん

 于洋さんは瀋新労働教養所で、断食をして迫害に抗議した。その後、身体が衰弱して、まるで別人のようになった。さらに、最近は足と顔が突然腫れ上がり病院で診てもらったところ腹腔に液体が溜まっていて、尿に血が混じり、血圧がとても高く、医者は糸球体腎炎の可能性があるというので入院して詳しい検査を希望していた。

 3月11日、于さんは瀋陽病院に送られた。しかし、病院でも手錠をかけられ、毎日4人の警官が交代で24時間監視した。病院での詳しい検査の結果、糸球体腎炎と診断され、もし発見が遅ければ胃の機能が衰え、命を落としていたかもしれないと労働教養所は衛生局と司法局に報告した。2日目、衛生局から3人の胃病の専門家が赤十字病院で于さんを検査した。病状が重く、仮出所の条件を満たしていると判断し、仮出所を認め、于洋さんは家に戻った。

 瀋陽市皇姑区裁判所は2009年2月6日、呉業鳳さん、鄭毅さん、藺懷宇さん、趙国良さん、蔡宗斌さん、劉桂鳳さんら6人の法輪功修煉者に対して裁判を行った。10人の弁護士が彼らの無罪を弁護した。趙国良さんは于さんの夫であるので、于さんが積極的に弁護士を雇った。また他の法輪功修煉者にも弁護士を紹介した。また、于さんは10人の弁護士と協力し裁判に臨んだため、中国共産党に目をつけられた。裁判中、藺懷宇さん、趙国良さん、蔡宗斌さん、劉桂鳳さんは刑事処罰を免れた。これは法輪功への10年の迫害以来、瀋陽で初めて無罪を弁護することに成功した例で、于さんは10カ月拘禁されたのち釈放された。今回の判決は、瀋陽の政界で大きな衝撃となった。

 その後、于さんは鉄西公安分局に連行され、直接、労働教養所に拘禁された。鉄西公安分局はでっち上げた罪名の「2000年から2002年に法輪功の宣伝物を配布した」ことを理由に、1年9カ月の拘禁の不当判決を下した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2010年3月29日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/3/26/220441.html

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