■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/04/03/mh042235.html 



情を抜け出し 神になろう

文/中国の法輪功修煉者・李明

(明慧日本)実家に帰ってもはや一年になりました。大都市にいて、ずっとだらだら修煉していました。『転法輪』の一冊しかなく、他の師父の各地説法などをほとんど読んでおらず、師父が説法された男女関係について法理上ではっきり認識できず、根本的に重視していませんでした。染め物がめのような社会の中に身を置いて、しっかり自分を律しませんでした。そして、自分は修煉の向上が遅く、おそらく次回の法が人間界を正す時期の弟子であろうと思い、三つのこともしていますがあまり精進せず、師父はこんな私を構ってくださらないだろうと思い込んでいました。

 師父は私を見捨てておられませんでした。夢の中、生活の中で啓示してくださったことで、私は人生の目的を知り、自分は必ず「法を正す時期の大法弟子」に相応しくしなければならないと分かりました。そのため、私は大都市を捨てて実家に戻って法を実証するようしました。友達は理解せず、修煉しない家族も、さらに同じ修煉者で同年齢の人も理解してくれませんでした。若い私が大都市を捨てて田舎に戻ることは到底理解しにくいようです。しかし、大都市の人々は利益のために争って、表面上は良く見えますが心は苦しく、そのような生活を続けると、私は古き機縁を失ってしまうと思いました。「人間は、自分が追求しているものはすべて良いものだ、と思い込みがちです。しかし、高次元から見れば、それらはみな常人におけるささやかな既得権益を満足させるためのものに過ぎません。」(『転法輪』)

 この半年の間、故郷の同修達とかかわるようになり、本当に精進している同修との差が大きいと感じました。最初に帰ったばかりの時に、三つのことをしっかりすることをまず優先し、師父の期待を裏切らず、自分の天体の衆生を失望させないと精進して修煉しました。しかし、最近は朝の煉功もしなくなり、正念を発するのも少なく、学法もだらだらとして、修煉しない家族の妨害も激しくなりました。

 内に向かって探したら、自分の安逸心、怠惰心、嫉妬心、色欲心、虚栄心などたくさん見つかり、本当に自分でもあきらめそうになり、頭の中にはマイナスの念ばかりでした。探しに探して、根本的な所を探し当てていないような気がしました。今日、正見ネットの同修の文章「心の中の過去をなくそう」を読んで、急に私が精進していない原因が分かりました。それは以前つきあっていた彼への情です。いつも過去の生活を思い出しがちです。これが私を阻止して蜘蛛の巣のようにまとっていました。

 師父は「あれこれくだらないことを思い巡らしているでしょう。圓満成就と単位の関係について皆さんに言ったことはありません。大法弟子よ、色欲は修煉者にとって最も乗り越えがたい関であると私は随分前に既に言いました。常人のこの情にひどく動かされています。これほどのことでさえ、自ら抜け出すことができません。当初旧勢力はこのような人が大陸の監獄に行ってはじめて改めることができるように按配しましたが、そうではありませんか? あれほど厳しい環境の下で改めるしかないでしょう。あまりに楽だからそうなったのではありませんか? 口実をもってこの心を取り除いていない人は皆自らを欺き、他人を欺いています。私はあなたのために特別な按配をしていません。」(『二〇〇四年米国西部法会での説法』)とおっしゃいました。

 本当の婚姻関係がないのに、男女が一緒にいることは犯罪だと思います。当初、別れようとした時にとても苦しかったのです。大法を離れてはならないが、十数年一緒にいる彼をも放したくないと思い、片手で神を握って、片手は人を放さない状態でした。慈悲なる師父は私のまだ修煉したい心を見てくださり、何回も啓示してくださったおかげで、私はやっと彼と別れました。しかし、このことを根本から認識してはいなかったです。

 情は三界内のものであり、大法弟子はさらに偉大な生命になろうとしており、三界の生命を超えようとすればこの情を放下しなければなりません。『転法輪』の中で「これらは一般の業力ですが、そのほかに修煉者への影響がきわめて大きい、強烈な業力もあり、思想業(しそうごう)というのがそれです。人間は生きているかぎり、物事を考えなければなりません。しかし、常人社会の中で迷う人間が、名誉、利益、色欲、意地などのために生じた意識は、時間が経つにつれて、しだいにある種の強い思想業力となってしまいます」と、師父は説かれています。

 自分の正念が強くない時に、頭の中にいつも彼氏と一緒にいた時の光景が浮かんできて、彼の声や顔が浮かんできます。このすべてを旧勢力がはっきり見ているため、大法弟子が問題を見る時に法から離れていることを口実にして執着を拡大させ、隙に乗じます。そして、昼間の学法の時に静かにさせず、ぼんやりさせて、夢の中にも色魔を演化させて妨害したりします。こうして、強大な思想業をつくりました。

 三つのことをする時に法から離れていると、邪悪がこの隙に乗じて迫害します。迫害の口実があるため師父と正の神々も助けようがありません。法を正すことが最後の段階になり、大法弟子の心性への要求も厳しくなりました。大法に責任を持つべきで、衆生に責任を持つべきです。

 私の住む地区にも、情の問題で妨害され、邪悪に迫害された人がいました。私は、衆生を救い済度する肝心な時に自分を緩め、男女の情に惑わされて邪悪の落とし穴に落ちました。邪悪は私を情の中に落とし、さらに私を怠惰にさせて精進の意志を消滅しようとしています。

 これらをはっきり認識し、必ず根本的に取り除かなければなりません。旧勢力が歴史上に按排したすべてを否定します。実は、師父も何度も夢の中で啓示してくださいました。私の彼氏は私を練磨するため来た人であり、私が師に手伝って法を正すことを阻害しに来たものです。もうはっきり分かりましたので、師父を失望させてはなりませんし、師父の慈悲を無駄にしてはいけません。法を正す最後の段階で、私はすべての人心をなくして、金剛不動になり、神の状態にならなければなりません。

 師に手伝って法を正すことは誰も阻止することができません。私は偉大なる師父に手伝って法が人間界を正す時まで歩み続けます。

 2010年4月3日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/3/28/220561.html

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