■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/04/04/mh054049.html 



恐怖心をなくす——法を暗唱する

(明慧日本)恐怖心をなくすという話をいつも同修から聞きます。この心をなくすことについて、一人一人の同修は自分なりにそれぞれ悟っています。恐怖心をなくすことについて、自分の理解を皆さんと交流したいと思います。

 まず、「怖い」とはどういうものなのかを考えたいと思います。中国語の怖いという漢字は、左がりっしんべんで、右が「白」です。心の中が真っ白だということです。常人は恐怖を感じると真っ白な状態になります。修煉者の私たちにとって恐怖心が出てきたとき、どういう状態でしょうか? 恐怖の状態の中で、心の中に法がないことになります。心の中に法がなければ、さまざまな恐怖が出てきやすくなります。それならば、なぜ法を心の中に入れないのでしょうか? 法を暗唱することが、法を心に入れる最も有効な方法です。心の中に法が満ちていれば、心に法があるのではないでしょうか。心の中は「真っ白」にならないはずです。

 2000年、自分の心の中に法がないため、恐怖心を持ったまま真相資料を配っていて、邪悪に迫害されました。心の中に法がないために、邪悪の迫害に妥協してしまい、自分に永遠の汚点を残してしまいました。師父の無量なる慈悲と法輪功修煉者たちの寛容のおかげで、私は新たに修煉する機会と、自分の過ちを補う機会をいただきました。2005年、同修たちの正念の助けにより、私は再び法に戻ることができました。

 当時、私は両手を伸ばして、同修のおばさんから『転法輪』を手に受け取った瞬間、ものすごく強い恐怖心が迫ってきました。「やっぱりダメかもしれない」と私が言うと、「強くなるのです」と、同修のおばさんから、厳しくそして希望と励ましに満ちた言葉をもらい、まるで雷のように私を覚ましてくれました。「必ず法を暗唱するのです!」と「転法輪」を受け取った瞬間に私は強く願いました。

 それから5年間、私は頑張ってあきらめずに法を暗唱し、一日一段落か二段落、仕事中でも歩いているときも、段落ごと、節ごと、講ごとのように少しずつ覚えてきました。遅いのですが、半年でやっと一講を覚えました。私が自分で決めた目標は、ゆっくりと真剣に覚え、法を心に入れることです。第一、二、三講を一気に暗唱できたとき、頭の中で突然ある言葉が出てきました。「邪悪はもう私を止められない」と。恐怖心も知らぬ間に心の中から消えていき、心の中は非常に充実して、精神も強くなってきました。真相資料を配るときに感じた怖さがなくなり、法の威力を真に感じることができました。

 2007年、法の第六講まで暗唱したとき、師父の加持により、私も資料拠点を設立することができました。法をたくさん暗唱したため、大法が私に知恵を与えてくれました。この2年間、パソコンについてさっぱり分からなかった私は、基本なホームページでの三退、印刷などからはじめ、植字や組み版、お守りを作る、CDを作る、CDのダウンロード、Photoshopを使って画像を作る、システムを取り付ける、VCDをDVDに変えるなど……ほとんどの技術ができるようになり、それを真相を伝えることの中に用いたりし、ほとんどが自分で学んだものです。また、自分が学んだ技術をほかの同修に教えることもできました。これら全ては師父が私に与えてくださった知恵と私への励ましなのです。

 資料の運搬や真相を伝えることに影響を出さないため、私は『転法輪』を暗唱する中で、通勤の時間に「洪吟」も暗唱しました。この過程も向上する過程です。初めは少ししか暗唱できず、最後はずべてを暗唱することができましたが、やはり上手ではありませんでした。そして、私はまた自分に目標を定めました。一日に一回「洪吟」を暗唱することです。一年間続ければ忘れることはありません。

 2009年の1年間、毎日の通勤時間を「洪吟」を暗唱するために使いました。2009年12月31日まで丸々365回暗唱しました。いまは「洪吟」の中にある詩のどの題名を出してもすぐに暗唱できます。たとえ時間がたっても忘れません。このことから、自分に学法の目標を定める必要があると私は悟りました。そして、この過程で自分の心性を磨き、向上し、あきらめずに最後まで成し遂げます。

 旧暦の2009年の最後の一日は私の最も楽しい日です。ふるさとに帰る途中で私はやっと『転法輪』の最後の一講を暗唱し終え、自分の目標にたどり着きました。しかし、大法に限りはありません。新しい年が始まり、また新たな目標も始まります。私は法をもっと上手に暗唱し、自分の心の中に刻み込み、心の中に法があって、法の中に溶け込むようにします。これによって、師父がおっしゃった「三つのこと」をうまく成し遂げられるのです。

 2010年4月4日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/3/25/220394.html

明慧ネット:jp.minghui.org