■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/04/07/mh085843.html 



カナダ放送局の報道「法輪功修煉者が中共高官を起訴」

(日本明慧)カナダの法輪功修煉者は、中国共産党・前中央総書記の江沢民および高官らによる残虐な拷問に対して民事訴訟を起こしているが、オンタリオ州の裁判所は、被告らが外国の法廷で治外法権を得られるかの尋問を3月29日と30日に行った。

 カナダ放送局(CBC)は3月29日の放送で、「カナダの法廷は、残虐な拷問罪を犯した外国の高官への告訴を認めるべきだ。さもなければ、拷問の被害者は冤罪を晴らすことができない」と、原告側弁護士の発言を報道した。

 人権弁護士デービッド・マタス氏は、トロント高等裁判所前で「カナダはこれらの犯罪行為を許してはならない。これらの犯罪者を法の裁きから逃してはならない」と述べた。

 カナダの法輪功修煉者6人は、「カナダの裁判所は、江沢民と他の高官らに対する告訴を認めるべきだ」と求めた。

 原告は、治外法権を与えてはならないと要求した理由について、「被告らは、国の高官としてではなく、党の高官として原告に対して迫害と拷問を行なったからだ。カナダはカナダの法律に則って、治外法権を与えてはならない」と述べた。

 原告の弁護士ケイト・ケンプトン氏は、法廷で「残虐な拷問は公共のものではなく、人道に反する最も激しい犯罪行為だと思われる」と述べた。

 6人の法輪功修煉者は2004年、オンタリオ州の高等裁判所で「江沢民ら5人の中共高官は、自分達が中国で行った残虐な拷問・迫害の責任を負うべきである」と訴えた。同時に2千万カナダドルの賠償金を要求した。

 アムネスティ・インターナショナルとカナダ国際司法センターは、「これらの残虐な拷問・戦争犯罪・ジェノサイド・人道に反する罪を犯した被告に対して、治外法権を与えるべきではない」と表明した。

 原告人の1人である、トロントの技師・何立志氏(45)は中国にいる技師仲間に手紙を書き、中国共産党が法輪功を迫害している事実を伝えたことで、3年以上も監禁され、残虐な拷問に苦しめられたと暴露した。

 何氏は「私は多くの迫害を受け、生命の危険にまで晒されました。無理やり固い板の上に座らされ、『動くな!』と命令されました。ほんの少し動いただけでも、たとえ目を閉じただけでも、めった打ちされました。また、寒い日に裸で外へ出され、寒風の中に立たされました。その上、彼らは私に冷水をかけました。私は2カ月間も熱が引きませんでした」と述べた。

 2010年4月7日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/2/220887.html

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