黒龍江省:修煉者は刑務所に拘禁され、母親は控訴し続ける
(明慧日本)黒龍江省の法輪功修煉者・王智さん(33歳男性)は7年の不当判決を言い渡され、刑務所に拘禁された。王さんの母親は現在も控訴し続けている。
母親は正義を求める
王さんは1998年に法輪功の修煉を始めてから、真面目に働くようになった。多くの人に法輪功の真相を伝えたことを理由に、2002年に中国共産党に2年間の労働教養を科された。
2008年6月3日、王さんは警官に強制連行され、数十万円の家財を奪い去られた。その後、スタンガンによる電気ショック、縄で縛るなどの拷問で苦しめられた。
母親は何度も公安局に息子との面会を求めたが、警察に許可されず、裁判を行うと脅迫された。母親は息子が修煉している法輪功には罪はないと考えている。その上、法輪功修煉者は誠実で、善良であり、人のために生きるなどの高尚な徳を備えている。ただ裕福な生活ではないので、弁護士を依頼することができず、自分で息子の無罪の意見書を書き、法廷で息子の無罪判決を弁護するつもりである。以下はその意見書である。
「母親として、私は自分の息子がどんな人間かを理解しています。私は法輪功の修煉者ではありませんが、息子や法輪功修煉者は誠実で、善良であり、人のために自分を犠牲にしても、人のために考えるなど一般の人には備わっていない徳があります。過去の王智は気が強く、親に逆らっていました。法輪功を修煉してからは、あちこちで人を助け、親孝行で、人に関心を持ち、健康な息子です。私は息子が私たち一般の人のように自己中心的で、ただ自分のためだけに生きているのではなく、他人のために尽くす良い人間だと信じています。王智は法律を犯しておらず、さらに犯罪とは言えません。あなた達はある人の命令に従うのではなく、法に基づき直ちに王智を釈放するよう希望します」
「王智が強制連行されから、私と息子の父親は毎日が限りない苦しい日々となりました。警察が息子の所にパソコンなどの通信関連の設備があるのを口実に、息子が有罪であると言い立てました。息子の仕事は自営業の携帯の修理屋で、設備があるのは当然です。弁護人として、私は法廷で質問します。息子が自白を強要されて拷問を受けたでしょうか? 法輪功修煉者は拷問、刑罰で苦しめられているでしょう。信仰を放棄しないのを理由に、厳しい処罰を受けているでしょう。現在の中国ではどれだけの人が私たちの家庭のように、肉親と離散し、家族を亡くしたのでしょうか」
法廷は秘かに判決を下す
裁判所側は王さんが拷問を受けた事実を避けて、秘かに実刑7年の不当判決を下した。これに対して、母親は控訴したという。2009年2月24日、裁判所から控訴無効とし、7年の判決を維持すると母親に連絡があった。現在、王さんは牡丹江刑務所に拘禁されている。母親は今なお、息子のために上訴し続けている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2010年4月9日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/3/220913.html)
明慧ネット:jp.minghui.org
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