黒龍江省:一家3人が強制連行される
(明慧日本)黒龍江省佳木斯市近郊の公安支局佳西派出所は2010年2月17日夜、所長の王永剛をはじめ総動員で、10数人の警官が2台のマイクロバスに分乗し、長青郷の前進村に向かい、法輪功修煉者・施洪偉さんの家のドアを激しく叩いた。
2月17日夜8時ごろ、施さんと妻と娘はすでに就寝し、年老いた父親・施鳳嶺さんはストーブを焚いていた。表門を激しく叩く音を耳にした老人は佳西派出所の警官が来たことを知り、門を開けなかった。警官は塀を乗り越えて、庭に入り込んだ。庭に入ると、突然、老人を拳骨で激しく殴り、法輪功を修煉しているかと聞き、家にはコンピュータやプリンタがあると告発されていると言った。
数人の警官は施さんが住んでいる東の部屋に入り、ひとしきり無闇に引っくり返し、ここには新聞1枚もないと呟いた。ほかの警官はまた西の部屋のドアを強く叩いた。施さんがちょうどドアを開けているところに、王永剛や警官が部屋に押し入り、無闇に引っくり返し始め、そして施さんをひとしきり殴った。
さらに警官は恥知らずにも、全家族に法輪功の師父をののしるように強要し、家族が応じないのを見ると、警官は施洪偉さんをののしったり、殴ったりしてパトロール・カーに無理やり乗せた。その後、父親と妻・呉天歌さんもパトロール・カーに強制的に乗せられた。警官は10歳の子供がただ1人取り残されるのも顧みず、一家3人の大人全員を強制連行した。
その後、施洪偉さん一家は佳西派出所へ連行され、それぞれ取り調べられ、それは一昼夜続いた。翌18日の夜10時ごろ、3人は佳西留置場へ移された。老人の鳳玲さんは5日間拘留され、6日目の夜、やっと家に戻された。
現在、施洪偉さんと呉天歌さん夫婦は令状のないまま、佳木斯市の留置場に拘禁されている。家族が留置場へ面会に行くと、警官は家族に、家には法輪功の資料が多くあるだけでなく、プリンタなどがあると濡れ衣を着せた。
最近、佳木斯市近郊の公安支局派出所管内には塀を乗り越えて入り、法輪功修煉者を強制連行し、家財を没収するなど悪質な事件が多発している。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2010年4月14日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/4/11/221350.html)
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